浮気女は村人全員に犯され、間男は死ぬまで殴られ…！ 東北地方に実在した怖すぎる「ゲス不倫監視・制裁システム」を取材！

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「（不貞行為が）見つかったらね、みんなの前に引き出して、すっ裸にひんむいてさ。（不貞行為を働いた）女は男たち全員に犯されるし、男は棒きれなんかで死ぬまで殴られる。そういう決まりになってたんだよ。（私刑の際は）そりゃあもん無様なもんでね。女は好いた男の前で泣き叫びながら犯されるし、男にしたってその女を助けることもできずに殴られ続けるんだから。ありゃあ惨めだよ。なにせ相手に一番見られたくないような姿を晒すんだから」

　日々、一部週刊誌がスクープすることで発覚、騒動へと発展する有名人たちの不倫がそうであるように、ややもすると現代社会においては謝罪ひとつで事が済んでしまいがちな既婚者たちの不貞行為。しかし当地においてそうした行為を行うことは、あまりに代償の大きすぎるものであったようだ。岩井さんは続ける。

「悪いことをしたらね、罰するしかないの。それが世のため人のため。ましてや村の中の話だからね。よその人間にとやかく言われたくないわな」

　果たして彼ら当地の人々が下していた私刑が妥当であったのかは定かではないものの、その行動の根底には彼らが信じて疑わぬ絶対的な倫理観や正義感があるだけに、なんとも難しいところといえそうだ。

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文・取材＝戸叶和男

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