コロナ禍で危機に瀕した“年末年始特番”の現場がヤバすぎる!「スタッフは戦々恐々…」放送作家が苦しい実態暴露

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イメージ画像:「Getty Images」

 コロナ禍の完全な終息はまだまだ先と言われ、新しい生活様式に慣れていくしかないと指摘されるが、突然の大きな変革にテレビ局もまだまだ追い付いていない。

 日本テレビの「24時間テレビ」は例年とは異なる形で放送を終えたが、年末年始が近づく今、毎年の恒例番組の取り扱いに悩みを抱えるテレビマンが多数いるらしい。

「コロナ禍で連続ドラマやバラエティ番組が多大な影響を受けましたが、年に一度しか放送しない大型特番の中には歴史あるものもあったり、動くお金が桁違いなものもあって、シンプルに中止や改変という決断を下せない場合もあります。これから冬に向かってコロナが再び大爆発する恐れもあり、特に年末年始の特番はどこの局もどうすべきか頭を悩ませている」(テレビ番組放送作家)

 年末年始は年に一度の大型特番が多いだけにその悩みも理解できる。

「大晦日や元旦特番などは制作費が20億円を超えるようなものもあります。そのため、中止となればスポンサー収入も諦めることにつながり、最終的には局の収益にも影響します。もはや年末年始特番は編成や制作レベルでジャッジできず、取締役会などの経営判断案件になっている面もあるのです。しかし、中止や大幅改変を決めて責任問題にはしたくないので、どこのテレビ局の役員もなかなか判断しない。結果、宙に浮いた状態の番組が多いのです」(同)

 具体的にはどんな番組について、どのような面で悩んでいるのか、率直なところを聞き出した。

「今年のNHK『紅白』やTBS『レコード大賞』は無観客での実施を決めたようですが、特に紅白はお客さんを入れないことでどのようなクレームやデメリットが生じるのか戦々恐々のようです。日テレの『ガキ使』はスタッフや演者の数が数千人に及ぶので、これまでのようなロケができるのか検証中のようですね」(同)

 大型特番だからこそ簡単には“新しい形”を決められないようだが、年明けの番組も扱いが未定のものが多いという。

「お正月の風物詩である『箱根駅伝』は、そもそも日本テレビで決められることではありませんが、無観客での実施となりました。しかし、コースは公道で本当に「無観客」にできるのか、疑問視する声もある。さらにフジテレビも『爆笑ヒットパレード』が芸人や関係者を同じスタジオに集めることになるので、まだ実施決断が下せないようです。いずれにしても、こうした大型特番は例年通りとはいかず、尚且つ工夫して放送もクレームがくるので決断がなかなかできないようです」(同)

 クレームも気にしなければならないとは大変だが、とにかく誰もが責任を回避するように決断を先延ばしにしているようだ。しかし、先延ばしにすればするほど苦労するのは現場のはずだ。無理なく仕事ができるよう、どちらにしても早期に決断してほしいものだ。

文=吉沢ひかる

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