山口組分裂問題、もう一波乱ある!? 髙山若頭出所から1年で激変した勢力図、山健組同士の衝突も!

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2019年10月18日、髙山若頭を品川駅で出迎える関係者一同

 昨年の10月18日。品川駅は早朝から業界関係者や報道関係者、そして、警戒にあたる捜査関係者であふれかえっていた。その理由は、六代目山口組の司令塔ともいわれる髙山清司若頭が府中刑務所から出所し、この駅に現れることになっていたからである。

「もしも髙山若頭が社会にいれば、六代目山口組は分裂していなかった」

 多くの関係者がそう口にしたほどの存在である髙山若頭。同時に髙山若頭の出所時期が近づくにつれ、こういった声も多く聞こえてきたのだった。それは、「髙山若頭が出所すれば、山口組分裂問題は解決する」というものだった。

 現に髙山若頭の出所からこの1年、六代目山口組はさまざまな動きを見せ、分裂問題の“戦況”は、六代目山口組が圧倒的有利といえるものとなっていった。

 そうした模様は、10月18日に発売された『相剋山口組分裂・激動の365日』(沖田臥竜+山口組問題特別取材班・著)に詳しく書かれているので、ぜひ参考にしてほしい

 この間、神戸山口組からは続々と組員が六代目山口組に復帰し、一方で、六代目陣営からは、神戸山口組の直参組長への激しい攻撃が加えられた。また、直参組長の中から引退する者が立て続けに現れたのである。

 さらに、2017年に神戸山口組から離脱して結成された任侠山口組は至っては、組織名称を絆會に変更し、山口組の象徴ともいえる「菱の代紋」を下ろしたのだった。これらすべては、髙山若頭が出所した1年で起きた出来事である。

 ただ、分裂問題が完全に決着がついたかといえばそうではない。

「中田浩司組長率いる五代目山健組の大部分が神戸山口組を離脱したものの、離脱せず残留した勢力からは、五代目山健組組長代行の二代目安部組・元満志郎組長と同舎弟頭補佐の四代目伊藤会・野崎秀夫会長が今回、神戸山口組の直参へと昇格したようだ。二人とも、残留派の山健組で新設されたポストに就任した組長ということになる。この昇格人事を見ても、神戸山口組の井上邦雄組長はまだ諦めたわけではなく、新たな組織で戦い抜くという意思の表れともいえるのではないか」(業界関係者)

 一方で別の業界関係者は、このように話している。

「神戸山口組を離脱した中田組長率いる五代目山健組は、今回直参へと昇格した組長らをすでに破門にしている。つまり、残留派を山健組として認めていないということ。今後、そこが争点になる可能性があるのではないか」

 つまりは、六代目山口組vs神戸山口組という構図だけではなく、五代目山健組の離脱派と残留派の間でも、争いが起きる可能性があるのではないかと指摘しているのである。

 さらに、絆會や今年7月に神戸山口組から離脱した岡山県に拠点を置く池田組という勢力もある。六代目山口組の分裂問題は、神戸山口組からの離脱が相次ぎ、勢力が細分化されたことで、複数の対立軸が複雑に絡み合っている状況に突入したのかもしれない。

 

『相剋 山口組分裂・激動の365日』

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(沖田臥竜+山口組問題特別取材班/本体価格1300円+税)

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文=山口組問題特別取材班

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