11月14日は狼に育てられたインドの野生児「カマラ」が死亡した日! ふたりの少女の尊厳を犠牲にした悲劇

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(写真はWikipedia Amala and Kamalaより使用。Public Domain)

『狼に育てられたとされたインドの野生児、アンリとカマラ』

 1929年11月14日は、インドのベンガルで1920年10月17日に発見された二人の少女“ミドナプールの野生児”のひとり、カマラが死亡した日である。


 キリスト教伝道師ジョセフ・シングによりシロアリ塚で狼と友に暮らしているところを発見されたというニュースで世界的に有名になったふたりの少女“アンリとカマラ”。


 シングはその生態を記録した日記を発表し、彼女たちがもちろん言葉は話せないことや四つん這いで生活していること、さらには超人的な嗅覚や聴覚を持っていることなどを知らしめたが、後の研究により、それら全ては重度の障害児を脚色した、シングの創作によるものであったと結論づけられている。


 発見から1年後の9月21日に年少のアンリが腎臓炎で死亡、その後の訓練で二足歩行や簡単な会話を身につけたカマラは、1929年11月14日に尿毒症で死亡した。


 有史以来、時折社会を騒がせる《野生児》の中でも、“狼に育てられた”というパターンはかなり古くから知られているもので、それをさかのぼればローマ神話の王政ローマ初代皇帝、レムルスとロームの話にまで繋がるものだ。


 このミドナプールの例はふたりの少女の尊厳を犠牲にした《悲劇》でしかないが、古来人間が抱いてきた原始への憧れ、《野生児幻想》という意味に於いては、起こるべくして起こった典型的な事件といえるだろう。

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こちらはオクサナ・マラヤさん

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編集部

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