封印映画『罵詈雑言(バリゾーゴン)』絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロがぶった切る!

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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『罵詈雑言(バリゾーゴン)』
1994年制作
監督・脚本/渡辺文樹
出演/渡辺文樹ほか

 渡辺文樹監督作品『罵詈雑言』のキャッチコピーは「原発のある村。女教員は便槽の若い青年の腐乱死体を愛していた…」、「失神者続出!!」。キワモノ見たさに来場した観客から「金返せ!」と罵詈雑言を浴びた伝説を持つ作品だ。

 内容は、福島県内で実際に起きた青年の変死事件に不審を抱いた渡辺監督が、その真相に迫るため当事者に強引な突撃インタビューを敢行し、独自の解釈による再現フィルムで訴えかけるというもの。劇中では実名および実在する団体名を上げているが、ここでは自主規制して紹介する。まずは作品のモトネタとなった事件の概要から入ろう。

 昭和から平成に変わった直後の1989年2月28日の夕刻、福島県内の某村。警察に、小学校女性教師(当時23歳)宅の便槽に人が入っていると通報が入る。便槽の中では上半身裸の青年が凍死していた。遺体の身元は、4日前の大喪の礼(2月24日)から行方不明になっていた原発保守会社の社員(26歳)で、教師の知人だった。警察では、男が覗き目的で便槽内に入り出られなくなった事故死として処理された。だが女性にモテモテ、人望もある彼がイチイチそんな事をするはずがないと村人は口を揃えた。

 インタビューのトップバッターとして青年(以降N)の祖母が登場し、孫には複数のガールフレンドがいたことを話し「殺されたんだ」と言及。Nと親しかった元村会議員も「Nは教師と交際していたので、あんな大変な思いをしてまでトイレを覗く必要性がない」と完全否定する。

 ここで再現フィルムが始まる。Y先生が自宅で誰かとセックスしているところへ「Yいる~?」とNがドアを叩く。男は服を抱えて裏からパンツ一丁で逃げていく(渡辺作品でよく見るシーン)。その後インタビューに戻り、Y家の近くに住む中年男に渡辺監督が「先生には村の人が下半身のお世話になったって聞いているけど、アンタはどうなんだい?」。続けてYにイタズラ電話をしていたと噂される性犯罪歴のある56歳男性には「誠に失礼なんだけど、女教員に暴行したって聞いているんですけどね」。男は頑なに否定して「先生の顔も知らないよ。ただあの先生は遠くから見て、綺麗で体格がよくて男好きだって分かる」。こんな映画を知人に見られた先生は、表を歩けないし学校にもいられないだろう。

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