“誕生した瞬間”からシリアルキラーな赤ん坊が殺しまくる残酷映画『ベビーゾンビ 鮮血の産ぶ声』が狂いすぎて悶絶!

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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『ベビーゾンビ 鮮血の産ぶ声』
1975年・イギリス
監督/ピーター・サスディ
脚本/スタンリー・プライス
出演/ジョーン・コリンズ、キャロライン・マンロー、ドナルド・プレザンス ほか

 赤ん坊に悪魔が憑依するといった映画は何作かあるが、その代表作といえば悪魔崇拝者の老人にレイプされた若妻が悪魔を生む『ローズマリーの赤ちゃん』(68年)。監督のロマン・ポランスキーは、アカデミー賞ほか映画関連の受賞歴を数えきれないほど持つ名監督として知られるが、その私生活における異常性欲ぶりには呆れてしまう。

 ポランスキーの母親は妊娠中にアウシュビッツで虐殺され、奇しくも妻で女優のシャロン・テートもチャールズ・マンソン率いるカルト教団に妊娠8カ月で惨殺された。事件のショックがきっかけなのか、ポランスキーの性癖は常軌を逸していく。1977年にジャック・ニコルソン邸で13歳の少女モデルをアナルセックスしたとして逮捕。自作『テス』(79年)の主役に抜擢したナスターシャ・キンスキーは15歳の時から性的関係を結ばされ、その後「16歳の時に最悪の方法で性的虐待を加えられた」(最悪の方法が気になる)、「10歳の時に海岸で裸にされ淫らな行為をされた」など、十数名の女性がポランスキーから受けた性的被害を証言した。2018年、一連の淫行を理由にアカデミー賞の選考・授与を行う映画芸術科学アカデミーからポランスキーは除名された。

 とまあ前置きが長くなったが、一方ではポランスキーの足元にも及ばない同類の作品が作られ、誰にも語られることなくひっそりと消えていく。今回は『ローズマリーの赤ちゃん』に『エクソシスト』が加味された日本劇場未公開・未DVD化のオカルト映画を紹介しよう。

 ロンドンで5キロ超えの大きな男の子(新生児の平均は約3キロ)が誕生する。ニコラスと名付けられたベビーは抱っこする母親ルーシー(ジョーン・コリンズ)の顔を引っ掻き噛み付くと、いきなり反抗期。あどけない顔をしたニコラスの口元と爪には血が付いている。ニコラスは家に着いた途端に家政婦の指にも噛み付き、ルーシーは怯えて母乳の授乳を拒否し粉ミルクで育てる。不思議なことに目を離すとニコラスの部屋は物が散乱していて、容易に抱き上げられないほど日増しに異常な成長を見せる。

 やがて夫の姉で修道女のアルバナ、ダンサー仲間のマンディが祝福に訪問する。野性的な顔でグラマラスなマンディ役は、日本にもファンの多いキャロライン・マンロー。『ヴォーグ』誌のモデルを経て怪奇映画の名門ハマープロ作品に出演し、『007 私を愛したスパイ』(77年)でボンドガールに抜擢された。

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