【閲覧注意】自動車爆弾テロの決定的瞬間が“地獄絵図”!! 一瞬で20人超が死傷、手足が千切れ… 険しすぎる平和への道のり=シリア

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【閲覧注意】自動車爆弾テロの決定的瞬間が地獄絵図!! 一瞬で20人超が死傷、手足が千切れ… 険しすぎる平和への道のり=シリアの画像1画像は、「Hoodsite」より

 シリア・アレッポ県アル=バーブで先月24日、爆発物が積み込まれた車両が爆発し、少なくとも5人の民間人が死亡、18人が負傷した。消防隊が現場に駆けつけて消火作業を行い、負傷者を病院へと搬送した。死傷者に加えて物的損害も報告された。

 爆発の決定的瞬間とその直後の様子を撮影した動画が海外の過激動画共有サイト「Hoodsite」で公開されている。車が行き交う道路で突然爆発が起こった。煙が辺り一面を包み込み、画面が真っ白になってしまった。画面が切り替わり、地面に倒れている負傷者の姿が映し出される。手足の一部が千切れた男性が苦痛に悶えている。破壊された車の破片などが見える。まさに地獄絵図である。

 シリア危機を担当する国連人道コーディネーターのマーク・カット氏は「自動車爆弾とIED(即席爆発装置)はシリアで人々の命を奪う惨劇を引き起こし続けており、今年だけで35人の女性と子供を含む少なくとも132人の民間人を殺害し、461人を負傷させました」と述べる。

 地元の治安部隊は、爆発事件の背後にクルド人の独立国家建設を目指す武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」の分派である「クルド人民防衛隊(YPG)」の存在があるとみている。YPGは反体制派の一つとみられることが多いが、イスラム過激派組織と敵対関係にあり、場合によってはアサド政権に協力することもある「第三勢力」である。アレッポ県北部のタルリファアトやマンビジュを拠点としてテロ活動を行い、アル=バーブなどの都市もしばしば標的とする。

 かつてイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって実効支配されていたアル=バーブは、3年前にトルコ軍を中心とした「ユーフラテスの盾」作戦で解放された。作戦成功後はアル=バーブの住民のほとんどが街に戻り、人口は2017年2月の13万人から2020年2月の25万人にほぼ倍増した。

 一方で、「ユーフラテスの盾」作戦の表向きの目標はISの駆逐だったが、シリアにおけるクルド人勢力の一掃も企てられていたといわれる。昨年10月にはトルコがYPGを標的にした越境軍事作戦を開始した。これに対して米政府は関与しない旨を表明し、YPGを支援するためシリアに駐留していた米軍を撤退させた。孤立無援となったYPGは現在もテロ活動を続ける。

 シリアではいくつもの勢力が暴力の応酬を繰り返し、そのたびに多数の死傷者を出している。平和への道は長くて険しい。
(文=標葉実則)

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