1月30日は仏画家ジョルジュ・ド・ラ・ラトゥールが死亡した日! 死と娼婦を描いた夜の画家…

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(写真はWikipedia Georges de La Tourより使用。Public Domain)

『ラトゥール作「悔い改めるマグダラのマリア」』

 1652年1月30日は、バロック期のフランスにおいて独特のキアロスクーロを用いた画風で異彩を放ったフランスの画家、ジョルジュ・ド・ラ・ラトゥールが死亡した日である。 

 強いコントラストを付けるキアロスクーロで、カラバッジォにたとえられるその画風で知られ、その作品群はカラバッジォに比べて神秘的でより繊細といわれている。

 時の権力者であるフランス王ルイ13世の評価も高く、「国王付画家」の称号を得ていたとされている。

 そんなラトゥールの代表作は、他の多くの画家も描いたテーマである『悔い改めるマグダラのマリア』で、その生涯にわたり3つのほぼ同じ画角の作品を描いている。

 マグダラのマリアは、イエスの死を見守った罪深い女として存在する人物で、その画の中では“アトリビュート(持物。必ずともに描かれるもの)”として頭蓋骨が描かれている。

 これは《死の象徴》としてのマグダラのマリアを表わすためともいわれ、彼女はその深く沈んだ闇の中で死を想い、頭骸骨を抱いているのである。

 3作の中でもより影の強いこの作品こそ、夜の画家とも称されるラトゥールの真骨頂だろう。

 長年忌み嫌われてきた《死》、そして娼婦だっとも言われ悪名を着せられてきた《マグダラのマリア》という暗部に惹かれることもまた、人間の常なのだ。

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編集部

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