【エロ学】ペニス・ポンプと膣拡張が存在する本当の理由とは!? 「世界の大人のオモチャ事情」を天才・亜留間次郎が解説

【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

■大人のオモチャは医療機器

 日本で売られている大人のおもちゃ、欧米ではセックス・トイと呼ばれる物ですが、膣やアナルなどに挿入する道具は世界的にも医療機器として法規制を受けます。日本の場合、薬事法の薬事法施行令別表第一の衛生用品の四番目の「性具」に該当します。

 日本では、お役所仕事の嫌がらせとしか思えないほど面倒な審査を通らなければ、医療機器として販売できません。大人のオモチャがジョーク・グッズとして売られているのは、単純に医療機器の承認を受けるのがムリゲー過ぎるからです。

 過去に真面目に申請して承認を得た企業もありました。平成7年9月19日に「薬機第一九八号 陰圧式陰茎勃起補助具の取扱いについて」が出て、平成10年10月1日から「ペニス・ポンプ」(正式名称:陰圧式勃起補助具/ペニスにギュンギュン負荷を掛け、血液をペニスに送り込んでサイズの変化を図る商品)が医療機器として扱われることになったのです。この時、承認を受けていないペニス・ポンプが違法化する事態が起きたので、正式に医療機器の承認を受けた企業があったのですが、結局売れなくて消えてしまいました。

 理由は簡単で、値段が高かったからです。

 正規の承認を受けたペニス・ポンプが3万円近くするのに、ネット通販では違法な医療機器が3000円以下で売っています。しかも、承認を受けても保険適用にはなってないし、三割負担でもまだ高いので価格競争力がゼロだったのです。

 一般に、医療機器の承認を受けても保険適用になるまで何年もかかります。ある程度の治療実績とエビデンスが無ければ保険適用にはなりません。そして、お役所様は違法だって宣言しておきながら、違法なペニス・ポンプの販売を取り締まりませんでした。

 本当なら現在の日本で合法な医療機器のペニス・ポンプは存在しないはずなんですが、なぜかアダルトグッズとして普通に売られています。すべて薬機法違反なんですが、役所は誰か死ぬまで取り締まる気は無さそうです。

 まさに、正直者が馬鹿を見ています。

ペニス・ポンプ。画像は「Vitality Medical.com」より引用

 これでは日本で性具の医療機器承認を受けようなんてメーカーが出るはずがありません。

 しかも、まともにやっていたら値段が高すぎて売れないので、粘膜に接触する大人のオモチャの素材は生体適合材料ではありません。このため、膣などに挿入すると炎症を起こす危険なものもありますが、見分けがつきません。

 一方で、市販されているコンドームは100%生体適合素材で出来ています。つまり、バイブやアナルプラグなど挿入するものはコンドームをかぶせて使うことが推奨されます。一回ごとに使い捨てにすれば毎回洗う手間も削減できます。

 コンドームは性行為だけでなくオナニーでも有効な衛生用品なのです。

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