【緊急事態宣言】「ロックダウンはコロナ感染に効果なし、1人も救わない」米シンクタンクが発表! 世界中の事例と論文から結論

 だが、どうもロックダウンは新型コロナウイルスの感染抑止にさえ有効ではなさそうなのだ。米シンクタンク「The American Institute for Economic Research(AIER)」が最近発表した報告書によると、ロックダウンは新型コロナウイルス感染症をコントロールすることはできないという。AIERはロックダウン政策にのみ焦点を当てた研究データ収集、感染の減少にロックダウンが関係していなかったとする世界中の論文をまとめた。その中から一部抜粋しよう。

「全面的ロックダウンと広範なCOVID-19テストは重症例の減少にも全体の死亡率の減少にも関係していなかった」A country level analysis measuring the impact of government actions, country preparedness and socioeconomic factors on COVID-19 mortality and related health outcomes by Rabail Chaudhry, George Dranitsaris, Talha Mubashir, Justyna Bartoszko, Sheila Riazi. EClinicalMedicine 25 (2020) 100464

「ロベルト・コッホ研究所の公式データは、ドイツ国内におけるコロナウイルスの感染拡大は、あらゆる介入策が取られる前に自然に減退していたことを強く示唆している」Was Germany’s Corona Lockdown Necessary?” by Christof Kuhbandner, Stefan Homburg, Harald Walach, Stefan Hockertz. Advance: Sage Preprint, June 23, 2020

「COVID-19による死者数と疾患期間分布に関する英国のデータにベイズの逆問題アプローチを適用すると、英国での全面的ロックダウン(2020年3月24日)の前に感染が減少していたことが示唆される」Did COVID-19 infections decline before UK lockdown?” by Simon N. Wood. Cornell University pre-print, August 8, 2020

「(イタリア、フランス、スペイン、英国における)ロックダウンの前後で、感染拡大の軌跡を比較すると、感染の拡大率、倍加時間、基本再生産数のトレンドにおいていかなる不連続性の証拠も見つからなかった。ロックダウン前の感染拡大率から推定して、ロックダウン政策がなかった場合の死亡者数の推定値を算出したところ、ロックダウン政策は西ヨーロッパで一人の命も救えていなかったかもしれないことが示唆された」Full lockdown policies in Western Europe countries have no evident impacts on the COVID-19 epidemic” by Thomas Meunier. MedRxiv Pre-print May 1, 2020

「病原体への曝露を制限することと公衆衛生を改善することの関係性は、常にそれほど単純だとは限らない。地域社会の各メンバーが病原体にさらされるリスクを減らすことは、感染症が発生する平均年齢を上昇させるという付随的な効果を生む。高齢になるほど罹患率が高くなる病原体については、それへの曝露を減らすことはできても、なくすことはできないような介入では、感染の負担を高齢者にシフトさせることで、逆説的に重篤な疾患の症例数を増加させる可能性がある」Too Little of a Good Thing A Paradox of Moderate Infection Control” by Ted Cohen and Marc Lipsitch. Epidemiology. 2008 Jul; 19(4): 588–589

「65歳以下の成人9,157,814人のうち、0~11歳の子どもとの同居は新型コロナウイルス感染症、またそれに関連した入院やICU入室のリスク増加とは関連していなかったが、COVID-19の死亡リスクの減少と関与していた。(中略)65歳以上の2,567,671人の大人においても、子供との同居と新型コロナウイルス感染症に関連した転帰(疾患・怪我などの治療における症状の経過や結果)との間に関連はなかった。学校閉鎖に伴う一貫したリスクの変化は見られなかった」Association between living with children and outcomes from COVID-19: an OpenSAFELY cohort study of 12 million adults in England” by Harriet Forbes, Caroline E Morton, Seb Bacon et al., by MedRxiv, November 2, 2020

 同報告書ではこの他にもさまざまな論文がまとめられているが、いずれにしろロックダウンの有効性に疑問を呈するものばかりだ。そして新型コロナウイルスの感染拡大対策におそらく世界で最も成功した台湾は、イベントの入場制限などを義務付けていたものの、ロックダウン政策は取っていなかったことを思い出したい。今後1都3県で発出される予定の緊急事態宣言の効力も疑わざるを得ないだろう。

参考:「AIER」、「Great Barrington Declaration」、ほか

編集部

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