全裸の男たちがペニスに“ずいき”を巻きつけて全力疾走!! 西日本の寒村に受け継がれたチン妙すぎる「年越しの儀式」とは？

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　笹岡さんは“おかしな話”とはいうものの、実はこうした儀式は、かつて全国で行われていた裸祭りの類ではよくある内容で、滝が海であっり、参加者が若者だけに限定されていたりといった差異はあれど、概ね似たような内容となっている。しかし当地におけるこの裸祭りが、他の地域のそれと大きく異なるのは、参加する男性たちの“装飾品”だ。

「芋の茎があるだろ、芋茎（ずいき）ね。あれを干したやつを注連縄みたいに編んで、それをナニに結びつけて走るの。ふんどしみたいにね。けど滝に打たれると芋茎がふやけて緩くなるもんだから、帰りはただの裸だよ（笑）」

　たしかに芋茎は「瑞気」などという当て字があることからもわかるように、縁起物という扱いをする地方があるとはいうが、それを男性器に結びつけて冬空の下を走るというのは、なんとも“チン妙”な話。とはいえ、現在も残る男根信仰における祭礼などをみればわかるように、古くから伝わる神事というものは、得てしてこうした要素を持つもの。もしかすると、“神事”と“チン事”が紙一重というのは、日本全国で共通しているのかもしれない。

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文＝戸叶和男

戸叶和男

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