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【閲覧注意】銃で撃たれても止まらない“最凶の暴走男”出現!! 完全にコントロール不能、警官も逃げ出し…！＝ブラジル

2021.01.27 20:00

標葉実則

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【閲覧注意】銃で撃たれても止まらない最凶の暴走男出現!! 完全にコントロール不能、警官も逃げ出し…！＝ブラジルの画像1

画像は、「Kaotic」より

　今月11日午後5時30分頃、ブラジル・パラー州ベレンで軍警察を襲撃した男が射殺される事件が起きた。死亡したのはルイス・カルロス・ロドリゲス容疑者（44）で、精神を病んでいたとみられる。

　近隣住民によると、ルイス・カルロス容疑者は午後3時30分頃、重い鉄の棒を振り回して、家族とともに住んでいる住宅のあちこちを壊し始めたという。親戚らは恐怖を覚え、ルイス・カルロス容疑者の破壊行動をやめさせるため、モバイル救急医療サービス（SAMU）とパラー軍消防隊（CBMP）に通報した。しかし、現場に駆け付けたSAMUの救助隊員と軍消防隊員はルイス・カルロス容疑者に襲撃された。救急車と消防車も破壊され、ガラスの破片が道路全体に散らばる騒動となり、SAMUとCBMPはすぐに現場から撤退した。住民らは襲撃から逃れるため自宅にこもった。

　午後5時20分頃、支援の要請を受けた軍警察が現場に到着。ルイス・カルロス容疑者は数人の警官に追い詰められたが、怯むことなく、鉄の棒を振り回して警官を攻撃し始めた。警官はゴム弾を発砲してルイス・カルロス容疑者に反撃したが、ルイス・カルロス容疑者はなおも抵抗を続け、警官の一人を追いかけて鉄の棒で殴りつけた。後ろ向きに走っていた警官が転倒し、頭部を少なくとも3回殴打されたため、他の警官らは、さらなる攻撃を防ぐためルイス・カルロス容疑者を射殺。その遺体は同日夜、法務医療研究所（IML）に送られた。

　このときの様子を撮影した動画がSNSに投稿され、瞬く間に拡散された。警官らが発砲する中、上半身裸のルイス・カルロス容疑者が警官に向かって駆けて行く。銃声と叫び声が響き渡った後、仰向けに倒れたルイス・カルロス容疑者と警官の一人が映し出された。人々が集まって警官に応急処置を施す。この警官は非常に深刻な状態で、ベレンの病院に搬送された後、緊急病院に移送されたという。一方、ルイス・カルロス容疑者の遺体の上に跨って泣き崩れる女性の姿もあった。

　世界各地で最近、精神障害者が警官に射殺される事件が頻発している。コロナ禍で精神疾患が悪化した人々が暴走する一方、事件の対応に追われる警官らにも余裕がなくなっているのかもしれない。
（文＝標葉実則）

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