韓国で日本製「高速PCR検査キット」トラブル!精度20%以下…X社が返品拒否!?

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画像は「Getty Images」より引用

 新型コロナウイルスの「高速PCR検査キット」なるものを日本のベンチャー企業から買ったという韓国人実業家が「詐欺ではないか」と話している。「30分程度で検査結果が出るという機器、基本装置と400回分の専用検査キットを約2千万円で購入しました。今後2万回分のキットも買う予定になっていたんですが……」

 こう話しているのは韓国ソウルのイベント企画会社を経営するI氏。一般的なPCR検査は、検体採取から結果取得までに4〜6時間を要するため、その高速検査機器があればイベントで活用でき、陰性の人だけを入場させられる期待があったという。実際には検査が高速でも大人数の検査になると相応の時間がかかるはずで、判別精度が100%でもないため課題はあるのだが、I氏はこれをビジネスチャンスと見て、まずテスト的に機器1台と検査キットを日本の業者X社から入手したというのである。

 しかし、入手した機器で検査テストをしたところ、従来のPCR検査で陽性となった検体を検査しても、高確率で陰性と判断してしまい「その精度はまったく信用ならないものだった」という。
「事前に書面で渡されていたデータでは、65〜78%の確率で判断できる精度の高いものとなっていたのに、実物は20%以下、まったくそのデータと合致しなかった」とI氏。

 このクレームに対し、X社は「環境によっても検査結果は変化する。開発途中で精度には波があり、それを高めるために随時、無償でアップグレードしていく。年内には従来のPCR検査よりも精度が上になる」という返答をしてきたという。しかし、その詳しい根拠を求めたところ適切な回答がなく、あとにこの同社が開発メーカーではなく、ただの転売業者であることが判明。さらには、X社が入手した先のM社もまた開発メーカーから正規のルートで機器を購入していなかったことが分かり、昨年すでに事務所を閉鎖、連絡もつかない状況であることも分かった。

「どうやらこの検査機器は、メーカーが扱っている正規品と外見は似ていても、中身が違っているようで、もしかすると開発途中のバージョンが流出したとか、何者かが見よう見まねで作ったニセモノである可能性があります。どっちにしても、不良品なので返品できなければ法的に対応するしかなくなります」(I氏)

 しかし、返品を求められたX社は、契約書に「いかなる理由でも返品はできない」とする条項があったことや、不良品対応が契約にないことなどを理由に拒否しているという。

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