ダウン症や精神障害を装った男が犯罪を繰り返す超問題作! 完全タブーの封印映画『ツイステッド・ナーブ』のヤバすぎる内容とは!?

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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画像は「Amazon」より引用

『ツイステッド・ナーブ 密室の恐怖実験』

1968年・イギリス
監督/ロイ・ボールティング
脚本/ロイ・ボールティング、レオ・マークス
出演/ヘイリー・ミルズ、ハイウェル・ベネットほか

 原題の『Twisted Nerve(ツイステッド・ナーブ)』は「捻じれた神経」という意味で、ダウン症の一要因に挙げられる転座(染色体の一部あるいは全部が、別の染色体に結合している異常)を指している。作品ではオープニング前に、次のようなナレーションがわざわざ加えられている。「この映画が引き起こした論争に関し、ここに一度、言明しておこうと思います。ダウン症と精神異常や犯罪の間には、科学的関連は認められていません」。公開に関して危険をはらむ問題作だったのだ。

 作品は本来サイコ・スリラーだが、レンタルビデオ時代に『密室の恐怖実験』という全く内容を表していないタイトルでVHSビデオ化されている。高いレンタル回転率が見込めるホラー風にして客の興味を惹かせる業界の常套手段だ。その後、日本ではなかなかDVD化されず、埋もれている作品を蔵出しするインディーズ系メーカーのフォワードが、2012年にようやくアナログ・リマスターによる廉価盤DVD(1,500円)の発売を実現させた。

 ロンドンで暮らす22歳の若者マーティン(ハイウェル・ベネット)は、オックスフォード大学に通う秀才だったが放校し、資産家の継父が紹介する仕事も次々と辞め、脛を齧って暮らしている。マーティンを溺愛する母親は、再婚を機にダウン症の長男を療養施設へ預けっ放しで1度も面会に行かない。そんな両親に反発するマーティンは、厄介払いされた兄を不憫に思い定期的に施設を訪れて遊んであげていた。

 導入部で流れる口笛によるテーマ曲は、クエンティン・タランティーノ監督が『キル・ビル』(03年)でアイパッチのダリル・ハンナが殺しのテーマ曲に、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(07年)では携帯の着メロに使用した。作曲したのは、あの「キュッキュッ」でお馴染み『サイコ』(60年)のバーナード・ハーマン。

 ある日、マーティンは玩具屋で万引きをして捕まり、偶然居合わせた女子大生スーザン(ヘイリー・ミルズ)に共犯の疑いが掛けられる。とっさにマーティンは「僕、ジョージィ」と偽名を名乗り知的障害者のフリをし、刑事も店長も全員がその演技に騙される。自分を哀れむ優しく美しいスーザンに一目惚れしたマーティンは、翌朝からストーキングを開始する。

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