白人レイシストの頭を黒人の体にくっつける…絶対タブーの封印映画『Mr.オセロマン』あらすじが激ヤバ

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!


『Mr.オセロマン 2つの頭を持つ男』

1972年・アメリカ
監督:リー・フロスト
脚本:リー・フロスト、ウェス・ビショップ、ジェームズ・ゴードン・ホワイト
出演:レイ・ミランド、ロージー・グリア、ドン・マーシャルほか

 このタイトルは『The Thing with Two Heads』(劇場未公開)の日本版ビデオ題である。作品は現時点で日本版DVD及びブルーレイディスクは発売されていないが、これから商品化するとしても、このままのタイトルでは不可能であろう。内容を大雑把に言うと「白人レイシストの頭を黒人の体にくっ付ける」という狂ったハナシ。白人と黒人の2つの頭を持つ男――白黒だからオセロマンだ。

 日本にはオセロというお笑いコンビがいた(2013年解散)。色の白い方が松嶋尚美、黒い方が中島知子でオセロ。この場合は人種とは意味合いの違う皮膚の色。アメリカで黒人差別問題が激化している昨今、いくらブラックスプロイテーション映画(70年代、黒人差別批判に見せかけた黒人主役の作品)だと主張しても、この邦題では通用しない。ちなみに筆者が子供の頃、テレビ東京では『双頭の男』というタイトルで放映していた。

●あらすじ

 臓器移植の世界的権威カーシュナー博士(往年のアカデミー俳優、レイ・ミランド)は、末期癌で余命1か月もない。博士邸の地下実験室には、ゴリラに別のゴリラの頭をくっ付けた双頭のゴリラが秘密裏に飼われていた。元の頭の記憶が4週間で新しい頭に移るという(どんな理論だ!?)生体実験で、博士はその優秀な頭脳を健康な体に移そうと目論んでいたのだ。

 だがスタッフが誤って双頭ゴリラを屋外に逃がしてしまい町は大パニック! 麻酔銃で捕獲されるが、スーパーの果物コーナーに居座り各々の口でバナナを頬張る双頭ゴリラには笑える。この双頭ゴリラ・スーツを作り自ら中に入って演じたのは、80年代にメイクアップアーティストとしてアカデミー賞の常連になる無名時代のリック・ベイカー。なので、ここだけ無駄に高水準(笑)。

 カーシュナー博士はスタッフに、助っ人の専門医を要請する。実はカーシュナー博士は極度の人種差別主義者だった。しかし、やってきたウィリアムズ博士は黒人! 時間は逼迫し契約書も交わしていたので、仕方なくウィリアムズ博士が移植手術の執刀医となる。

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