満開の夜桜の下で繰り広げられる乱交SEX…! 東日本に実在した「オトナの花見」、常軌を逸した“性の無礼講”実態を取材!

【日本奇習紀行シリーズ 東日本】

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「ゲッティ」から引用

 毎年、節分を過ぎる頃になると、徐々に春の足音を感じてくるものだが、そんな頃になると、満開の桜の下で行う酒宴を思い浮かべて胸をときめかせるという、些か気の早い人もいるかもしれない。しかしそうした心持ちになるのは、なにも酒豪だけではないようだ。

 

「ちょうどその頃になると、陽気がよくなってくるっていうのもあるとは思うんだけども、とにかくみんな浮かれていたね(苦笑)」

 

 かつて東日本のとある海沿いの地域で行われていたという、なんとも奇妙な“花見の宴”についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、現在もなお、近海漁で生計を立てているという漁師・鹿田午助さん(仮名・84)。鹿田さんの話によると、その昔、当地で暮らす男女たちは、“花見”と称し、現代でいうところの乱交パーティーじみた狂宴を行っていたのだという。

 

「花見のときはね、それこそみんな自分の家から酒や煮物なんかを持ち寄って楽しく宴会をやるんだけども、それはあくまで昼間の話でね。夕方になると、子供や年寄りは家に帰して、残った大人たちだけで“続き”をやるわけ。そうなるとね、メートルが上がりきった頃合に、誰からともなくそういうことを始めて…… まぁ、そういう色っぽい宴会だね」

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 昼間は“健全なお花見”だけを行い、日が暮れる頃から、徐々に“オトナの宴”になるという当地の花見。無論、その参加者に既婚・未婚の別はなく、それこそ“スキモノ”の大人ならば誰でも参加するのだという。

 

「もうね、日付が変わる頃には本当にムチャクチャでね。下手すりゃ男も女も関係ないぐらいの感じなわけ。それが朝まで続くもんだから、次の日はみんな仕事になんかならない有り様だよ(苦笑)」

 

 無論、こうした“行き過ぎた無礼講”が現代まで続けられようはずもなく、当地においては、半世紀以上前に“お上からのお達し”という形で廃止されたそうだが、高齢の鹿田さんをしてその“復活”に期待している様子であるほどの“狂宴”だけに、その詳しい内容がなんとも気になりところである。

文=戸叶和男

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