3m宇宙人とダブルオーガズムを信じる新世代カルト「ユニバーサル・メディスン」とは? トイレと肛門からエネルギー、裕福な高齢者たちが…

画像は「VICE(YouTube)」より

 世界中で生まれては消えていくカルト宗教。おかしな教義、ハラスメント的実践にも関わらず、多くの人々がはまっていく。オーストラリアの「ユニバーサル・メディスン」もその1つだ。

 ウルグアイ生まれで、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州を拠点にする破産した元テニスコーチ、サージ・ベンヘイヨンが創設した「ユニバーサル・メディスン」は、2018年に州最高裁判所に「社会的に有害なカルト」と認定された。しかし、今もオーストラリアに2000人の信者を抱え、イギリス、ヨーロッパ各国、アメリカにも数百人の信奉者を持つ。

 ラテン語の「普遍医薬(medicina universalis)」は、もともと万能の薬を意味したもので、中世ヨーロッパの錬金術の系譜に連なる空想上の医薬である。一方、「ユニバーサル・メディスン」は、手かざし的なヒーリングにより病気を治すことができるとしている。乳がん治療のための「密教的乳房マッサージ」なるおっぱいマッサージも行われているらしい。ちなみにサージは医療資格を持っていない。「ユニバーサル・メディスン」を創設した理由は、トイレで「エネルギー的感動」を得たからだという。

画像は「VICE(YouTube)」より

 「ユニバーサル・メディスン」の教義によると、病気は現世や前世での誤った選択の結果、エネルギー的な不調和によって引き起こるとされる。サージ自身はレオナルド・ダ・ヴィンチの生まれ変わりで、かつ、シャンバラから送られた使者だと自称している。カルト宗教にありがちな東西神秘主義と宗教のアマルガムである点は、オウム真理教を彷彿とさせる。また、「ユニバーサル・メディスン」には宇宙人陰謀論も加わってきて、ますますカオスだ。サージによると、精霊は淡い灰色の肌で、細い体、長い腕を持ち、全員が身長9フィート(2.7メートル)で統一されているという。まさにグレイ型エイリアンの描写だ。

 7日にYouTubeに投稿された「VICE」のドキュメンタリーが、「ユニバーサル・メディスン」の怪しすぎる実態について紹介している。

画像は「VICE(YouTube)」より

 「ユニバーサル・メディスン」を告発したエスター・ロケットは、かつて60人が参加した手かざしヒーリング・セッションでの出来事を語った。会場でサージは全てのカーテンを閉じ、部屋を真っ暗にしたところ、参加者らは叫び声をあげたり、体を震わせるなど強い肉体的リアクションを起こしたという。すると、サージはそのような反応が起こるのは、彼らが前世において天使だったこともあり、拷問され強姦されたこともあるからだと説明したという。なんだかよく分からないが、とにかくサージは過去世まで遡ることで信者らの魂にありもしないトラウマが刻まれているということにしたかったようだ。そうでなければ癒しも解放もなく、長期的に彼らを搾取することができないだろう。

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