「流し雛」を持った男がやってきたら問答無用でSEX! 西日本に実在した“桃の節句”にまつわる悲劇的伝統とは!?
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
毎年春になると、女児のいる家庭においては、程度や内容の違いこそあれど、何らかの形で桃の節句を祝う行為が現代でも行われているが、そうしたなか、かつての日本においては、全国的に見て、なんとも珍しい行為を行っていたケースがあるという。
「まぁ、もともとはみんながみんな。やっていたわけではなかったようだけどもね」
かつて西日本のとある山あいの小さな寒村で行われていたという、男女の奇妙なコミュニケーションについてそう語りはじめたのは、当地で父祖伝来の田畑を耕し続けて生きてきたという村田了さん(仮名・84)。なんでも村田さんの話によると、その昔、当地で暮らす男女たちは、毎年訪れる桃の節句に際して、一風変わった形でアプローチを行い、結ばれることが慣わしとなっていたという。
「あのね、“流し雛”ってあるでしょ。あれにね、気になる男への思いをしたためて、川に流すの。それで男たちはさ、川下のほうで待っていて、受け取ると。そういうお遊びだね」
日本各地では、今でも雛人形を模したものを川に流す「流し雛」の習慣が残されている地域は少なからず存在しているが、当地ではそこにラブレターを添えるというなんともロマンチックなものとなっているのだという。しかし当然のことながら、必ずしも意中の男性に届くかといえばそうでない。
「もちろん、狙った相手に届くとは限らんから、全然関係ない男が拾っちまうこともあるわけ。でも、それがなかなか悲劇でね、女は自分の流した手紙を拾って持ってきた男なら、どんなやつでも寝る決まりがあるもんだから、大変なんだよ(苦笑)」
実際、村田さんの話では、ほとんどが意中の相手には届かず、女性たちは、気にもとめていないような相手と寝るはめになっていたというこの風習。とはいえ、それが縁で夫婦として結ばれるケースも少なからずあったというだけに、リスクしかない奇習であるとは言い難いのかもしれない。
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