SM版『エクソシスト』映画のエクスタシーがやばい
【近親相姦】勉強のしすぎで父親にセックスを迫る娘…!? SM版『エクソシスト』映画のエクスタシーがやばい
――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!
『バージン・エクソシスト 甦る悪魔のエクスタシー』

1974年・イタリア
監督/マリオ・ガリアッツォ
脚本/アンブロジオ・モルテーニ
出演/ステラ・カルナチーナ、アイヴァン・ラシモフ、ルイジ・ピスティッリほか
悪魔祓いを描いた映画は古今東西で作られているが、悪魔と祓魔師(ふつまし)の対決をメインに据えた『エクソシスト』(73年)は、このジャンルにおけるエポックメーキングだった。そして映画の大ヒットは、各国で模倣作品の濫作を招いた。代表例を挙げると、フランスでは本家『エクソシスト』の12歳少女リーガン(リンダ・ブレア)をエロイ大人にした『レディ・イポルタの恋人 夢魔』(74年)、イタリアでは悪魔憑き妊婦が口のない赤ん坊を死産する『デアボリカ』(73年)と、悪魔に憑依される対象を変えるだけで何パターンもアレンジできるわけだ。
さて、『デアボリカ』のオリヴァー・ヘルマンと共同監督を務めたリチャード・バレットことマリオ・ガリアッツォ(欧州の映画人は別名義が多くてややこしい!)は、性懲りもなくもう一つのパチモノ・エクソシストを撮っていた。前述した2作品とも1975年に日本公開されDVD化もされたが、この作品に関しては日本未公開の上VHSビデオで商品化が途絶え、現時点でディスク未発売だ。今回、そんな需要なき絶滅作品を拾い上げてみよう。
この作品で取り憑かれるのは、裕福な家に生まれイケメン彼氏もいて、学業にマジメで才能にも恵まれた美大生ダニエラ。ひとつ問題があるとすれば、母親の性癖だ。彼女が通う大学のアトリエに、100年ほど前に信者たちが乱交を行ったため閉鎖されていた教会から、十字架に磔にされた不気味な男の木彫り像が持ち込まれる。
その夜ダニエラは実家のホームパーティーで、母親(超美形オバサマ)と若い男の不倫現場を目撃してしまう。男はバラの花弁を散らせながら棘付きの茎で「ビシッ、ビシッ」と、ベッドに全裸で横たわる母親を叩いて傷だらけにしている。SM行為に喜悦する母親を見て傷心するダニエラは、大学のアトリエに戻り心を落ち着かせようと描きかけの油絵に着手する。すると台の上に寝かされていた彫像がモゾモゾと動き出し、驚いたまま固まっているダニエラを犯してしまう。ふとダニエラが正気を取り戻すと、彫像は台の上にある。幻覚かと混乱するダニエラは「私の中にはママみたいな性的欲求があるのかしら……」と大いに悩み(奥底にあるんだよ)、自分の部屋に帰り玄関を閉めた途端、その場で立ちオナニーを始めて果てる。
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