歌舞伎町「新宿薬局の呪い」とは? 5年連続5人目
歌舞伎町「新宿薬局の呪い」とは? 5年連続5人目、毎年死んでリセットされ、コロナ死も…

かつて、新宿・歌舞伎町を中心とした薬物の裏取引ネットワークが復活の兆しを見せる度、不幸な事故に見舞われることで、「新宿薬局の呪い」なる怪説が生まれている。
警視庁組織犯罪対策5課が歌舞伎町で本格的な薬物取引ルートの摘発をしたのが6年前のこと、暴力団関係者や顧客が短期間で総勢100名以上も逮捕され、1億円を超える相当の覚せい剤などが押収された。摘発された中には、前年に有罪判決を受けたASKAの薬物入手先と見られた暴力団「大昇会」の関係者もいて、これこそ芸能界の薬物汚染ルートのひとつともいわれ、実際にその流れで摘発されたのがZOOの元メンバー、坂井俊浩だったといわれる。
芸能人を次々にクスリ漬けにしたウワサの薬物シンジケートは通称「新宿の薬局」とも呼ばれていたのだが、前述の大規模摘発で壊滅状態となった後、裏社会では誰がその市場を後継するのかで密かに注目が集まっていたという。暴力団の動きを専門的に伝えるヤクザ雑誌「実話ドキュメント」でも書いていたアウトロー系に強いフリーライターのA氏が語る。
「でも、その後継になろうとするグループのキーマンが毎年、死んでリセットされているというんです。昨年の死者でついに5年連続5人目。暗殺されているのか、何かの呪いなのか分かりませんが、あまりに不気味すぎて、参入を断念する人もいるとか」(A氏)
A氏は5年前、その後継グループに目星をつけて取材中、歌舞伎町で怪しい男数人に取り囲まれる怖い経験をしたのだが、そのグループのひとり、中国系マフィアのメンバーで麻薬密売のエリアを広げようとしていた男が、直後に首都圏内で起きた交通事故で急死。
「これを皮切りに、その翌年、六本木拠点の密売人が歌舞伎町に事務所を出したと思ったら2か月後に心不全の遺体で見つかり、この翌年も大昇会の残党として薬物ルートの後継候補といわれたXが急な体調不良で病死。19年には新宿界隈でギャンブル系の縄張りを持っていた住吉会系の関係者Zが銃撃事件で死亡。Zは薬物ビジネスに乗り出すというウワサが聞こえたばかりだったんです」(A氏)
そして昨年、暴力団組員ではないもののZのビジネス上の跡を継ぐと見られていた弟分の実業家が、まさかの新型コロナウイルス陽性で病院に運ばれた後、患っていた持病の悪化で死亡したという。
「事件や事故での死亡だったら麻薬戦争で暗殺とも思えるんですが、新型コロナでの病死とかも含まれると呪われてる、って話になってしまって、新宿薬局の呪い、なんて言われ方をするようになっているんです」(A氏)
それでも麻薬を売る者が呪いを怖がるような臆病者でもなく、後継者が現れるのは時間の問題と見られている。
「歌舞伎町の縄張りに堂々とクスリ売りで入れるのは、それなりに裏社会に顔の利く人物。いま有力かなと思うのは、もともとここに事務所のあるY一家の関係者で、もし今年動いたとすればジンクスどおり不幸があるのかないのか、ちょっと気になるところです」(A氏)
ただ、もし一連の死亡が呪いのせいだとすれば、そのおかげで薬物密売が食い止められ、芸能界の治安も保たれるわけだから、社会にとってはむしろ「良い呪い」かもしれない。
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