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「新型コロナ第4波はワクチンの影響」元理研研究員が決死の告発！眠っている遺伝子が目覚め、人体が進化も… マスクは外せ!?（インタビュー）

2021.05.20 16:00

　多くの飲食店や百貨店が悲鳴をあげている中、長引く3度目の緊急事態宣言。5月16日に予定されていたIOCバッハ会長の来日が延期となり、東京オリンピックの開催も危ういのではないかと囁かれている。

　通常、気候が暖かくなると感染症は落ち着く例が多いが、新型コロナウイルスはなかなか手強いようだ。日本では、特に大阪を中心に感染拡大したN501型や新たに出現したインド株などの変異種が問題となっていている。では、なぜこの時期に第4波が広がってしまったのだろうか？

　実は、「ワクチンを接種すると、新型コロナウイルスがより強い感染力を持つものに変異する」という仮説がある。これを主張しているのは、トカナに度々登場してくれた国立研究開発法人理化学研究所・元特別研究員の小早川智氏。そこで筆者は再度、小早川氏にインタビューを行った。

■第4波はワクチンの影響か!?

――新型コロナのワクチンを接種すると、ウイルスが変異しやすくなるのでしょうか？

小早川智氏（以下、小早川）　　新型コロナの変異株は、アストラゼネカのワクチンの大規模な治験が行われたイギリス、アメリカ、ブラジル、南アフリカ、大阪で出現しています。

　英オックスフォード大学の研究チームや大阪大学大学院薬学研究科分子生物学研究チームの論文から分析すると、アストラゼネカのDNAワクチンは、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンと異なり細胞核内に入り、長期に残りやすいので、ウイルスが変異しやすいのだと思います。

「新型コロナ第4波はワクチンの影響」元理研研究員が決死の告発！眠っている遺伝子が目覚め、人体が進化も… マスクは外せ!?（インタビュー）の画像2 — 小早川智氏

　アストラゼネカのワクチンには、アデノウイルス（呼吸器、目、腸、泌尿器などに感染症を起こす原因ウイルス）の遺伝子を組み替え、正常な細胞では抑制されてがん細胞でのみ増殖するようにした「OAd」が使われています。

　エイズ患者やがん患者で（遺伝子を細胞内に運ぶ）アデノウイルスベクターが活発化する可能性が高いため、アストラゼネカ社の治験では免疫不全の方やエイズやがんの患者を避けていました。そもそも、前述のようにアストラゼネカのDNAワクチンは細胞の核内に入って残りやすく、自分の染色体の中に挿入され、遺伝子組換えが起こりやすいため、ヒトでの実験的使用を禁じてきたのです。それに、染色体の中のどこに挿入されるかも不明で、将来的にガンを誘発させたり、眠っている遺伝子やウイルスを呼び起こしたり、人間が新たに進化してしまう危険もあると考えています。

――ワクチン接種が広がると新型コロナウィルスが、より感染力が強いウィルスに変異する可能性があるのですか？

小早川　　そうです。カンボジアを例に挙げましょう。「SankeiBiz」「Japanese Help Desk」などの情報によると、カンボジアではほとんど感染者がいなかったのに、2021年2月10日から中国政府より無償提供で送られた新型コロナウイルスワクチン（中国シノファーム製のワクチン60万本）の接種が始まりました。しかし、ワクチン接種後にカンボジアでは新型コロナが感染拡大し、2月20日にフンセン首相が緊急会見を開くとともに感染予防対策の徹底を呼びかけています。

　同様の現象が、人口あたりのコロナワクチン接種率が世界一のセーシェル共和国でも起きています。同国では1月9日まではほとんど感染者はいなかったのですが、ワクチン接種が始まってから徐々に感染者が増えはじめ、3月に入ると急激に感染拡大しロックダウンになりました。感染確認された人たちの3分の1が「二度のワクチン接種を完了した人たち」という報道もあります。ちなみに、同国で使用されているワクチンは、シノファームとアストラゼネカ製（インドで製造されたアストラゼネカワクチン）です。

■全人類がスパイダーマンのように……!?

――では、なぜ日本では大阪を中心に感染が広がっているかご見解を伺えますか？

小早川　　大阪府の吉村知事は、今年の1月にアストラゼネカと提携協定を結びました。また、民間のPCR検査も爆発的に増えています。民間のPCR検査は変異株を見つけるために特異性を下げてCT値を41に上げています。つまり、より陽性と判定されやすい状況なのです。もう、新型コロナウイルスが日本で感染拡大をはじめてから1年以上が経ち、新型コロナウイルスもどんどん変異している可能性があり、現在のPCR検査がしっかりと新型コロナウイルスを特定できているのか疑問です。

――既存の新型コロナワクチンは変異株に効果はあるのでしょうか？

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