ググっても出ない“大麻”の真実を ヘルドクター・クラレが解説
ググっても出ない“大麻”の真実とは!? ヘルドクター・クラレが徹底解説「マリファナの歴史・化学作用・メリット」
トカナの過去の人気記事を再掲! 今回は2016年11月に掲載された大麻解説の記事をご紹介する。
5月14日、厚生労働省が国内での大麻草を原料にした医薬品の使用を解禁するとの報道があった(NHKニュース)。一方、厚生労働省は、すでに大麻取締法で禁止している所持や栽培などに加え、使用そのものを規制する「使用罪」を創設することを決めたという。このように現在、国内で大麻をめぐる動きが活発化している。
トカナ読者であればご存知の通り、アメリカをはじめとした世界各国では大麻の使用が合法化され、医療用大麻がさまざまな難病の治療に用いられている。だが実際のところ、大麻にはどのような効果があり、悪影響があるのか? それをはっきりと理解している日本人は少数派だろう。そこで今回はヘルドクター・クラレによる大麻解説記事を再掲する。この機会に、大麻とはどんなものなのか、実態をぜひ学んでいただきたい。
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【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳】
第13回 大麻/前編

大麻がらみの事件は定期的に起こる。一方で、アメリカでは大麻解禁がなされるなど、世界的には規制緩和が進んでいる。だから日本でも議論が巻き起こる。「大麻は本当に危ないのか? それとも、言うほど凶悪ではないのか?」…そんな疑問を持っている人たちに、今回は大麻について、今一度知識をおさらいしたい。そして、
・世界的には大麻はどう見られているのか?
・化学的にはどういうものか?
・医療用には本当にメリットがあるのか?
これらの疑問に対し、可能な限り偏見をどけて再考してみようと思う。
●とはいえ違法
まず最初に断っておくと、2016年の現在、大麻を所持したり、栽培したりすることは、特別な免許(大麻栽培者、大麻研究者免許)が無い限り、違法です。
ついでに免許があったとしても、警察の目に触るような行為をしていると、なんやかんやで逮捕&起訴からの免許剥奪までコンボが決まるのが最近のトレンド。なので、普通に繊維や食用種子目的であっても栽培者であることをアピールするだけでリスクがあると言えます。
●とはいえ取り締まりすぎると…
個人的にはタバコも大麻も煙の出る麻薬として一律不愉快なので、吸ってもいいけど吐いたら死刑でいいんじゃねとも思いますが、医療用薬品の研究まで法的にガチガチに取り締まったら、画期的な薬が出てこないとも限りません。また、その研究分野で日本が自らの法規制で競り負ける可能性もあります。
そしてなにより、法律でなんでもかんでも規制した結果「脱法ハーブ」という明らかに危険なドラッグが出現しており、完全なイタチごっこになっている様相はなんともいえないものがありますね。
とりあえず、自分の意見はあくまで個人の偏見ですから同意を求めるなんて愚かなことはしませんし、賛同を得られたいとも微塵も思いませんので、話を進めましょう。

■大麻と世界的な流れのおさらい
大麻草。マリファナ、ガンジャ、クサ、ハッパ、グラス。英語でも、pot,weed,roll,budなどなど、スラング辞典を引っ張り出すと数ページに渡って続きます。
・紀元前/人類は大麻を健康的に利用していた
人類との付き合いは極めて長く、古くは紀元前エジプト文明で、その精神作用から鎮痛剤などとして使われていたほか、繊維や食料品として、タバコと同様に長い歴史をのある農作物です。
・19世紀/大麻が麻薬的に扱われ始める
現在のような“麻薬的”なカテゴリーで扱われ始めたのは、1840年代あたり。ヨーロッパ人がアジア圏で栽培されている大麻草を喫煙する文化を輸入してからです。当時、ヨーロッパで栽培されていた大麻草は精神作用を起こす成分が少なく、さらに寒冷地での栽培とあって精神作用を起こす成分が増えにくいために(故に、大麻草の密造部屋などは高温多湿環境)その効果は知られていませんでした。ですが、暖かいアジア圏の大麻草を手に入れたことで、その精神作用に気づきます。
・20世紀/大麻規制へ
そして時代は、一気に大麻草をドラッグとして指定する流れに変化します。
・20世紀~近年/大麻の規制緩和へ
そしてオランダをはじめ、ポルトガルやベルギー、スペインなどで所持や使用の非犯罪化が行われ、近年は、アメリカの大半の州で軽犯罪化、一部の州では合法化が進んでいます。
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