本当は恐ろしい、映画「アラジン」の元ネタ! 中国が舞台で殺人・詐欺・性的描写が満載… 驚愕の“続き”も!

画像は「日本テレビ」より引用

 5月21日午後9時から、日本テレビ系列『金曜ロードショー』で2019年の映画『アラジン』がテレビ初放送される。本作は1992年に公開された同名アニメ映画の実写版で、砂漠の王国を舞台にした、貧しくも心優しい青年アラジンと美しい王女ジャスミンの恋物語である。ジャスミンに一目惚れしたアラジンは三つの願いを叶えてくれるというランプの魔神ジーニーの力を借り、王子のふりをしてジャスミンに求愛する。しかし、王位を狙う悪の魔法使いジャファーがアラジンの前に立ちはだかる。

 誰もが知るとおり、この「アラジン」はおとぎ話の「アラジンと魔法のランプ」を原作とした物語である。誰もが子供の頃に一度は聞かされた話であるが、その出典である「千夜一夜物語」は、子供向けとのイメージとは裏腹に、残酷だったりエロティックだったり、かなり大人向けの内容となっている。

 それも当然のことで、千夜一夜物語は王妃に浮気されて女性不信になってしまい、毎夜処女を呼んでは翌朝には殺してしまう残虐な王を諌めるため、大臣の娘シェヘラザードが命がけで毎夜紡ぎ続けた……という設定で綴られる物語だからだ。元々が大人向けであるため、不貞、詐欺、拷問、殺人などなど、そのままではとても子供には話せないような物語ばかりとなっている。

 そしてこのアラジンと魔法のランプも、原典である千夜一夜物語では、夢と愛に満ちたディズニー映画とはかなり異なった物語となっている。

■舞台は中国で、アラジンは怠け者

 千夜一夜物語のアラジンと魔法のランプは、アラビアではなく中国を舞台とした物語となっている。映画では誠実で賢いアラジンだが、原作では母親と貧しい暮らしを送る怠け者で、父親は彼の怠惰さを嘆いて死んでいる。また、物語のキーとなる魔人も二人出てくる。一人はおなじみのランプの魔人で、もう一人は指輪の魔人だ。

 怠け者のアラジンはアフリカから来た魔法使いに騙され、魔法のランプの洞窟に入るが出られなくなってしまう。魔法使いにも見捨てられてしまうが、お守りの指輪から出てきた魔人に助けられ、無事家に帰ることができた。洞窟で手に入れたランプを売ろうと磨いているうちに魔人を呼び出したアラジンは、魔人のおかげで巨万の富を得る。

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シェヘラザードと王。画像は「Wikipedia」より引用

 王家の姫(ジャスミンという名前はディズニーのオリジナル)に一目惚れしたアラジンは、姫の父である王様に財産を献上して姫と結婚しようとする。だが、それを大臣が妨害し、アラジンを出し抜いて姫と自分の息子を結婚させようとする。アラジンはそれを邪魔して破談にさせ、王様が結婚の条件として出した財宝、豪華な行列や宮殿などをランプの魔人に用意させ、無事姫と結婚することとなる。

 この顛末を知った悪の魔法使いは怒り、アラジンが不在の隙を狙って魔法のランプを奪い、呼び出した魔人に命じて姫と宮殿をアフリカへと移動させてしまう。アラジンは指輪の魔人の力でアフリカへと飛んで姫と再会するが、ランプは常に魔法使いが持ち歩いていて奪い返すことができない。

 そこでアラジンは姫に指輪の魔人が出した猛毒と策を授ける。姫は魔法使いの求婚に応じるふりをし、魔法使いに毒を盛った。魔法使いは死に、ランプを取り戻したアラジンと姫は宮殿ごと中国に帰る。

 映画は悪い魔法使いを退治して、二人が結ばれたところで終わる。しかし、原作の物語にはまだ続きがある。

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