コロナ特別委員会はなぜ「新型コロナの起源」調査を隠蔽するのか? 人工ウイルス説の裏にいる団体、ファクトチェックサイトも資金受け取り…

画像は「getty images」より

 自然発生説にまとまりつつある新型コロナウイルスの起源だが、WHO(世界保健機関)の現地調査がアウトブレイクからかなりの時間が経ってから行われたことや、中国政府が証拠隠滅を図った可能性があるなど、疑惑が多く、人工ウイルス説を支持する人もまだまだ多い。そうした中、米下院公聴会で米国がウイルスの起源を隠蔽していると糾弾する議員が登場した。地政学ニュース「Great Game India」(5月23日付)が報じている。

 米共和党議員ジム・ジョーダン氏は先週水曜日に開かれた下院公聴会で、コロナウイルスに関する危機特別委員会が、ウイルスの起源を隠蔽していると指摘した。

ジョーダン議員。画像は「Great Game India」より

「新型コロナウイルスはどこから始まったのか? 動物から人間に飛び移ったのか? それとも研究室からの漏洩か? 中国の武漢にある研究所から? アメリカの人々はそのことを知りたがっている」(ジョーダン議員)

 ジョーダン議員自身も「コロナウイルス危機に関する特別小委員会」のメンバーだが、民主党議員らがウイルスの起源の解明について消極的だと非難している。共和党はWHOの担当者を下院に召喚し、新型コロナの調査報告書について説明するよう求めたが、民主党議員はこの要求を退けたというのだ。

 WHOの報告書では「(新型コロナウイルスの発生が)研究所からの漏洩が原因である可能性は極めて低い」とされているが、ジョーダン議員はそれを「誰も信じていない」と一刀両断。1年前ならまだしも、現在は有力な仮説の1つであるとしている。その理由の1つは、“ワクチン陰謀論”をフェイクニュースだとしてなぎ倒してきたファクトチェックサイト「FactCheck.org」が、ワクチンのロビー団体から資金提供を受けており、しかも、トップがCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の元局長だったということが米下院議員であるトーマス・マシーらの主張から明らかになり、新型コロナワクチン研究所流出説をフェイクだと認める根拠がなくなってしまったからだ。

 また、研究所流出説、人工ウイルス説を主張するメディアやジャーナリストも現れており、再検討する価値は十分にあるとのことだ。たとえば、かつて米紙「New York Times」のサイエンスライターだったニコラス・ウェイド氏は次のように話しているという。

画像は「getty images」より

「武漢の研究所では、人間の細胞を攻撃するために、コウモリのコロナウイルスを遺伝子操作していました。それも、最低限の安全性しかない環境下においてです。もし、検査されていない感染力のあるウイルスがそこで作られたのであれば、それが逃げ出したとしても何の不思議もありません」(ウェイド氏)

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