【独占】爬虫類の目をした連続殺人鬼「ナイトストーカー」と交流した日本人学者が激白! 悪魔的残虐さと超サイコパス性の背景に何が!?

★気鋭の教育学者・阿部憲仁がシリアルキラーの実像に迫る「凶悪犯プロファイル」シリーズ★

 カギのかかっていない窓やドアから不法侵入し、拳銃、ナイフ、ナタ、バールを使って相手構わず凶行の限りを尽くす。「ストーカー」という言葉を日本で流行らせた大元となった男、リチャード・ラミレズの正体とは?

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画像は「Murderpedia」より引用

■リチャード・ラミレズの犯行とは?

 1984~85年の米国で、フリーウェイを使って縦横無尽に走り回り、まるで忍者のように他人の家に入り込む手口から「ナイトストーカー」というニックネームで呼ばれた彼は、まず79歳の老婆をメッタ刺しにし、その首をほぼ切断。

 64歳と44歳のカップルの家に忍び込むと、複数回刺して殺害し、妻の心臓をえぐろうとして彼女の左胸にナイフを刺したがあばら骨が邪魔して取り出せなかったため、代わりに両目をえぐり取った後で死体を解体。また、83歳と体の不自由な80歳の姉妹の家に忍び込んで2人をハンマーで殴り、妹をレイプしようとするも失敗、その翌日には別の家に押し入ると12歳の息子をクローゼットに入れたまま41歳の母親をソドマイズした挙句首をナイフで切り、死体と息子を縛りつけた。特に、男女のカップルの場合にはまず男性を殺害してから女性をレイプ、口腔性交、ソドマイズ、殺害に至る手口が多かった。

 悪魔を信仰していたラミレズは、死体の腿部や部屋の壁にそのシンボルであるペンタグラム(逆さの星印)を残したり、レイプした被害者が有り金すべてを差し出すと「これ以外に本当に金がないと悪魔に誓え」と強要したりした。また、別のケースでは彼の事をじっと見つめていた被害者に向かって何度も「俺の事を見るな」と命令し「目をくりぬくぞ」と脅したり、3歳の子供をロープで縛り上げ、「俺が犯している間は絶対に声を出さないと悪魔に誓え」と命令した上でその子の見ている前で母親をレイプし続けたという。

 次第にニュースが大きくなるにつれ、ロスからサンフランシスコ、そして、再びロスに戻った後はバスで兄のいるアリゾナへと向かうが、バス停に到着すると新聞の第一面を飾っている自分の顔に気付いた群集に追われ、何度もフリーウェイでカージャックを試みるも失敗し、最終的に群集に袋叩きにされ警察に逮捕された。彼の犯した罪は、殺人13件、殺人未遂5件、レイプ11件、強盗侵入14件であった。

■私の知っているラミレズ

 ラミレズはサンクェントゥン刑務所の死刑囚棟(Death Rowを略してRowと呼ぶ)でもトラブルメーカーであったと、やり取りしていた別の死刑囚から聞いたことがある。生理的に刑務所のルールに素直に従う事ができないようであった。

 そもそも連続殺人犯の最たる者は女性以外とやり取りしない。だが、日本からということで珍しかったのか筆者とラミレズの文通は1年ほど継続した。とはいえ、文面はほとんど核心的な話をわざと逸らし、小学校の頃のプラネタリウムの話や遊園地の話といった他愛もないものばかりであった。当然面会にも関心を示さなかった。その後、パタリと返事が来なくなったので今度は家内に成り済まして同じ住所から手紙を送ると、喜んで返事が返ってくるようになった。

 しかし、その内容はというと、「シャワーを浴びる時どこから洗うの?」とか「ファーストキッスはいつ、どんな場所だった?」といった内容に始終し、「人を殺すってとどんな気持ち?」などと訊いても毎回スルーされた。それでも、「かつて友達とジープで真夜中に砂漠を猛スピードで走っていた時、あと数センチで大きな穴に落ちるところだった」という話と、「サンタクレラの海岸からあまりに沖まで泳いでしまった際、海上警備隊のヘリが出動してスピーカーで『この辺りはサメが多いからただちに岸に引き返すように』と言われた」という話を語ってくれた。

 ラミレズの父親は元警官でちょっとした事でキレやすく、リッチは父が兄を虐待する光景を繰り返し目撃しながら育ち、それが嫌でしばしば墓地で眠る事があったらしい。また、幼少期のリッチはよく食べてよく眠る健康優良児であったが、彼がまだ母親のお腹の中にいた時、靴工場で働いていた母親は仕事中に気化した接着剤をかなり吸い込んでいた可能性があるという。そして、彼は2歳の時、大きなタンスの下敷きになって頭に30針も縫うほどの大けがをしたが、そのことで6歳頃から癲癇の発作が出るようになり、体育の授業に参加できなかった。10歳頃からはマリファナを吸うようになったが、同時期、ベトナム帰りの従兄がベトナム女性の頭に銃口を向けてオーラルセックスさせ、その後で女性の頭を切り落としている写真を目にした。加えて、この従兄が実際に自分の妻を殺害する瞬間まで目撃している。

 彼のこうした歪んだ過去(特に父親の虐待を目撃し続け、それが嫌で墓地で眠るようになったこと、及び誕生前の環境ホルモンとしての接着剤、タンスの落下による前頭葉の負傷、加えて若年時のマリファナの吸入)は、性や暴力や危険行為にしか関心を示さないサイコパスの典型とも言える性格を形成するに十分であったと考察できる。

 サイコパスは、「共感」や「罪悪感」を示さずに原始的な感情しか有しないため、しばしば「爬虫類」に例えられるが、実際にラミレズは時折、トカゲのような「冷たい眼差し」を垣間見せることがあった。彼の育った特殊な環境は「健全な感情の発育」を阻み、「究極の状況」を経験することでしか感情が動かない人格を作り上げたのだ。そうした暴力的な事にしか関心を示せない自己を正当化する心の支柱として「悪魔信仰」を選んだ事は、彼自身が高い「サイコパシー(感情のハンディキャプ)」を自覚していたことを暗に物語っているのかもしれない。

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画像は「Murderpedia」より引用

 裁判が始まると、法廷にサングラスをかけて現れるラミレズを見るために多くの女性が傍聴に訪れたが、彼の手のひらには人間文明(キリスト教の愛)を完全に否定する悪のシンボル・ペンタグラムがハッキリと確認できる。不動の悪を貫き一見ハンサムに見えるラミレズだが、菓子類ばかり食した不摂生のため、虫歯が多く口臭のひどさは有名だった。最終的には53歳で悪性リンパ腫により獄死している。

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