母乳を飲んだばかりの赤ん坊の口に…!! 西日本で受け継がれた奇妙な“発育確認法”に秘められた深い意味とは!?
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
一般に、子供の順調な成長というものは、親たちにとって、日々多くの喜びをもたらすものである。しかしそうした喜びから生まれる不思議な高揚感は、時として奇妙な行為に駆り立てるようだ。
「まぁ、一応は“成長を確かめる”ということだったと思うんだけどね。正直、俺もおかしなことやってるなぁって思ってたよ」
かつて西日本のとある地域で行われていたという奇妙な習慣についてそう語るのは、当地で生まれ、就職に際して上京するまで暮らしていたという横森良一さん(仮名・81)。なんでも横森さんの話によると、当地で子供が産まれた際には、1歳の誕生日を迎えるまで、なんとも不思議な行為を、親が我が子に対して行っていたという。
「あのね、赤ん坊がお乳を飲むと、“げっぷ”をするじゃない? それをね、親が自分の耳元でさせて受け止めるっていう。それを毎日やるんだよ」
赤ん坊が母乳を飲んだあとに出す“げっぷ”。それをあえて自分の耳元でやらせ、その息を耳で受け止めるという、なんとも奇妙な行為を1年間も続けていたという、当地の親たち。男の赤ん坊は母親が、女の赤ん坊は父親がその役目を担っていたというが、そもそもなぜ当地ではこのような奇妙な習慣が生まれ、続けられていたのだろうか。
「正直、由来とかは全然わからないの。そうするとちゃんと育っていくっていう話しか伝わってなかったもんだから。でも、実際にやってみたらわかるんだけど、赤ん坊を肩に担ぐようにして“げっぷ”をさせるとね、そういうしきたりとか考えなくても、自然にそうなることがあるわけ。だからもしかしたら、赤ん坊の扱いに不慣れな人間でも、上手く“げっぷ”をさせられるようにっていう狙いがあったのかなって、俺は考えてるよ」
無論、これは横森さん個人の推測に過ぎず、本当のところは不明だが、たしかに現代のようにインターネットもなく、子育てに関する知識を簡単に得られなかった時代の話であることを鑑みれば、こうした習慣を通して、子育てのノウハウが共有されていくという狙いはあった可能性は十分に考えられそうだ。
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