未亡人を村の男衆が総出でサポート、“手篤いお礼”は…! 路頭に迷う女性を支えた歴史的「互助システム」の闇を取材!

【日本奇習紀行シリーズ 中部地方】

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「ゲッティ」から引用

  かつての日本においては、夫に先立たれた未亡人たちの多くは、かなり過酷な状況に追い込まれ、幼子を抱えて路頭に迷うといったケースも少なくなかったという。しかしそうした中、一風変わった形で周囲と共闘しながら、逞しく生き延びていた事例も、少なからず存在していたようだ。

 

「昔は旦那が先に逝くと、女房はたちまち立ちゆかなくなるのが普通だったからね」

 

 かつて中部地方のとある農村地帯で行われていたという、奇妙な“互助システム”についてそう語るのは当地で代々続く田畑を、今なお長男夫妻と共に耕し続けている鵜飼潤三さん(仮名・85)。鵜飼さんの話によると、当地では夫に先立たれた未亡人を、地域に暮らす男たちが一風変わった形で“サポート”する習慣があったのだという。

 

「旦那が先に逝っちまうと、まず大抵は働き手に困るでしょ。田植え一つやるのも難しい。だから村の男たちがね、死んだ旦那に代わって、そういうことの面倒をみてやるんだ」

 

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「ゲッティ」から引用

 たしかにいくら広大な農地を持っていたとしても、それを耕したり、作付けする労働力がなければ、宝の持ち腐れもいいところ。そのため、夫に先立たれた未亡人のために、村の男たちが一肌脱ぐ形で、手助けをするのだという。これだけ聞けば、まさに心温まる美談といえるが、問題はここから。農作業に協力してくれた男衆たちに対して、未亡人も“一肌脱ぐ”形で“手篤いお礼”をするのだというのだ。

 

「まぁ、自分の火照った身体を癒やすっていう意味もあったんだろうけど、要は後家さんが男たちへの礼として寝るわけ。まぁ、ただ寝るだけで一生懸命に働いてくれるわけだから、考えようによっちゃ安いよな」

 

 労働力を提供してくれる男衆たちに自らの肉体を提供することで、旦那に先立たれても路頭に迷うことなく、経済的には変わらぬ暮らしを送ることができていたという当地の未亡人たち。現代の我々からすれば、なんとも生臭い取引という感は否めないが、当の未亡人たちからすれば、生き残るための涙ぐましい努力であったのかもしれない。

文・取材=戸叶和男

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