「30歳以下の若年層、コロナワクチンで心臓の炎症リスク!?」あまり報じられない副反応データ

 6月2日、TOCANAは「『ファイザーワクチン接種後、若者が心臓疾患に』NYタイムズ報道、学者らの見解は!? 『mRNAが引き起こした可能性』も! 」で、多くの若者がファイザーのワクチン接種後に心筋炎を起こした事を報じた。今回は、その続報をお伝えしたい。

■ワクチン接種した30歳未満の人々の心筋炎発症数に異変

 心筋炎は、心筋の炎症を引き起こす心臓病だ。重症の場合、心筋炎は心不全、不整脈、突然死につながる可能性があるという。

 米疾病管理予防センター(CDC)予防接種安全局副局長でワクチン専門家でもあるトム・シマブクロ博士によると、ワクチン接種後の30歳未満の若年層における心筋炎または心膜炎の症例は、現在までに226例確認されている。

 この年齢層では100件未満の症例数が通常で、さらにこの年齢層は、投与されたワクチンのわずか9パーセントしか占めていないにもかかわらず、心臓疾患の半分以上は30歳未満の人々から報告されている。

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「GreatGameIndia」の記事より

「明らかにバランスが悪いですね」と、データを提示したシマブクロ博士は述べた。

 CDCの報告ではワクチン接種後、心臓に何らかの異常を感じた患者のうち、220人の患者は回復した。症例の80%以上の患者は、治療を必要としないか、何らかの治療後に帰宅することが可能であった。現在15人の患者が入院中で、うち3人が集中治療室にいる。そのうちの2人は、他の健康上の問題を抱えていたという。

 また同センターによると、心筋炎もしくは心臓に関する症状は、第2回目のワクチン接種を終えた若い男性の間に、より多かったという。またモデルナ製のワクチンに比較すると、ファイザー製のワクチンは約2倍も症例数が多かったという。

 一連のCDCの報告とは別に、イスラエルの保健省も、2020年12月から2021年5月いっぱいまでにファイザーのワクチンを接種した275人に似た症例があったことを報告している。

 イスラエル保健省が委託した研究によると、「ファイザーの2回目のワクチン接種と16~30歳の男性の心筋炎の出現との間に確率的な関連性がある」と述べている。

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画像は「Unsplash」より

■アストラゼネカ製で「毛細血管漏出症候群」

 また最近、欧州医薬品庁(EMA)の安全委員会は、ヨーロッパでは「Vaxzevria」と呼ばれ、インドでは「Covishield」としてブランド化されたアストラゼネカのワクチン接種後に、起こりえる副反応に「毛細血管漏出症候群」を追加した。

「毛細血管漏出症候群」は、血管から液体が漏れ出し、激しい低血圧を引き起こし、痛み、吐き気、倦怠感を感じ、最悪の場合には、腎不全や脳卒中を引き起こす可能性がある。

「ほとんどの症例は女性で、ワクチン接種から4日以内に発生しました」とEMAは述べている。

 その決定に続いてEMAは、アストラゼネカにワクチンのラベルに「毛細血管漏出症候群」を副作用として追加する必要があると伝えた。

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「GreatGameIndia」の記事より

 ワクチン接種の進んでいる国では、さまざまな症例が出ているが、専門家は「すべての症例がワクチンに関連したりする可能性は低く、予防接種の利点がこれらのまれな合併症のリスクをはるかに上回っている」と語っている。

 しかし通常よりも高い発生率は、さらに精査する必要があり、今後予防接種実施諮問委員会の会議を開催し、証拠をさらに調査し、ワクチン接種後の心筋炎のリスクを評価する予定だと言う。

 日本でもオリンピック開催に合わせて、急ピッチでワクチン接種が進んでいる。周回遅れと揶揄される日本のワクチン接種率であるが、ただ1つの利点としては他国で起きた副反応から学べる、ということだろうか。

参考:「GreatGameIndia」、「NBC News」、「GreatGameIndia」ほか

文=三橋ココ

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