東京五輪の放送はボロが出まくる可能性? 準備不足で差別発言の研修も遅れ…

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画像は「Getty Images」より引用

 日本で開催される五輪とあってNHKはもちろん民放各社も総動員体制で中継に挑むと言われるが、その中にはアナウンサーも含まれる。実況やインタビューなど様々な場面で放送内に登場するため、各競技の予習に余念がないという。

 しかし、ここにきておかしな研修がスタートしているという。

「五輪放送では機材やスタッフ配置のやりくりの問題があり、各局のアナウンサーが局の垣根を越えて他局が中継する競技を実況することもあります。これは過去の五輪でも同じですが、フジテレビのアナウンサーがNHKに登場したりということが当たり前にあるんです。さらに、スケジュール変更などで担当が急遽変わることもあるため、全アナウンサーが全競技のルールを頭に叩き込んでいます。しかし、こうした準備を重ねるアナウンサーやキャスターに最近おかしな研修があるんです」(テレビ局スタッフ)

 五輪ならではの複雑な事情が色々あるようだが気になるおかしな研修とは何か。

「他局にも出るので、放送コードや言語の表現などを統一しないといけません。特にNHKの場合にはルールが多いので、民放アナウンサーもそれを勉強しています。しかし、最近になってこうした言語に関する研修が追加されています。要は差別発言に気を付けるための研修です。少し前に日本テレビのアイヌ問題もありましたし、海外のサッカー選手が日本人に差別発言をして問題になったように、今は言葉遣いを間違えると大問題になります。それを五輪中継でしでかすわけにはいかないので研修があるようです」(同)

 確かに差別発言は許されるものではなく、こうした研修の重要性はわかる。

「また、日本では通常使う言葉でも、海外で使えば問題になる言語もあります。さらに国名が変わっているのに旧国名を言ってしまうミスも有り得ますし、紛争があって国名や都市名を併記しないといけない場合もあります。こうしたことを知らずに選手紹介をすれば問題なので、それを教え込んでいるんです」(同)

 いずれの内容も研修としては納得できるものだが、なぜ今さらなのかという疑問はある。

「じつは局内でもその点が疑問視されています。昨年の延長が決まる前にとっくにやっているべき内容ですが、実際は今ごろ急にやっているわけです。真相はわかりませんが、実はテレビ局としても、今回の五輪はどうせ中止になると思っていたのではないかと言われています」(同)

 確かに中止を見込んでいたのであれば今更行うのも納得できる。遅すぎる気もするが、いずれにしてもこれ以上に黒歴史を積み重ねるのは避けてほしいため、差別発言を放送してバッシングを浴びるようなことがないように願う。

文=吉沢ひかる

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