奇習! 冬の風物詩、若い娘の“おつゆ”で食べる寄せ鍋とは? 「少し苦くて…」
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
昨冬は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、寒い季節に行われているイベントや行事の類が軒並み中止になったり、規模を大幅に縮小する形でひっそりと開催されるケースが相次いだが、通常は、寒い季節に浜鍋や芋煮などをみんなで食べる習慣があるという地域も少なくない。しかしそうした“冬の風物詩的”な行事の中には、かつて他の地域に住む人々からすると、なんとも理解に苦しむものも、少なからず含まれていたようだ。
「……ああ、鍋ね。やるよ、みんなで。昔からそうしてたんだもの」
かつて西日本のとある地域で行われていたという、一風変わった“鍋イベント”についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、現在も静かに余生を送る冨樫一郎さを(仮名・87)。なんでも冨樫さんの話によると、その昔、当地で毎年冬に行われていたというその“鍋イベント”では、あらぬものが“調味料”として用いられてきたのだという。
「いやね、鍋自体は普通よ。寄せ鍋っていうのかな? それぞれが家から持ってきた魚だの野菜だのを入れるのよ。けど、味付けはしなくてね。“おつゆ”につけて食べるんだ」
基本的には、いわゆる“寄せ鍋”を村人総出で作り、それを屋外で食べるだけだという当地の“鍋イベント”。これだけを聞く分には、それこそどこの地域でもありそうな“ありふれた冬の風物詩”といった印象だが、問題はここから。鍋の具材を食べる際に用いられるというその“おつゆ”が、我々の常識からかけ離れた、なんとも珍妙なものなのだ。
「“おつゆ”はね、“おつゆ”なの。若い娘のさ、お股から出る“おつゆ”。あれをね、集めて寝かしたものをね、つけて食べるのよ」
女性が性的な快感を得た際に分泌される液を集め、それを一定期間熟成させたものを、なぜか“調味料”として用いていたという当地。お隣の国・中国では、男児の尿に漬けた鶏卵を食べる料理があるとは聞くが、女性の愛液を調味料として使うという話は世界的に見ても実に珍しい。
「まぁ、昔はね、今みたいにいろんな調味料がなかったでしょ。だからいつも似たり寄ったりの味になっちゃう。年に一度くらいは、変わったものが食べたくてそうしてたんじゃないかな」
実際に子供の頃にこうした鍋を食べたことのある冨樫さんの話によると「少し苦い味がするときもあるし、酸っぱいときもある」という当地の“おつゆ”を使った寄せ鍋。飽食の時代と言われるようになって既に久しい現代の我々にとっては、おそらく一生口にする機会がなさそうな代物だといえそうだ。
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