取材拒否連発、公式アカ凍結の“菅首相映画”『パンケーキを毒見する』がヤバい! 愚民化政策と国の私物化の実態…今の日本は変だ!ケロッピー前田解説

画像は、公式サイトより引用


 いまの日本は誰がどう考えも“変”だ。“コロナ”のせい? いや、“政治”のせいだろう!

 困った日本の現状をユーモアたっぷりにわからせてくれる映画『パンケーキを毒見する』が7月30日から新宿ピカデリー他、全国劇場にて公開中だ。

 現役政権のトップを題材とするのは日本映画史上初。それでもテレビでの宣伝は不可、ツイッターの公式アカウントも不可解な理由で一時凍結、映画の製作も取材拒否の連続で難航、映画本編で語られる通り、パンケーキが大好きな我が首相は、メディアの監視を怠らない、とっても怖い人でもある。

 それでも、映画『新聞記者』などの実績を持つ、エグゼクティブプロデューサーの河村光康氏は「衆院選前、東京五輪真っ只中こそが公開日に相応しい、選挙に影響を与える映画を作りたい」と断言する。また、内山雄人監督は「ドキュメンタリーではなく、政治バラエティ映画。なんか変だよねと楽しみながら観て欲しい」とアピールする。

 製作期間は約半年、テレビではできないことを目指し、製作陣もかなり奮闘したであろう痕跡が随所にみえる。その記念すべき公開日に劇場に足を運んだ。

 ご存知の通り、テレビで観る菅首相は会見では同じ言葉を繰り返すばかり、言葉のボキャブラリーは少なく、説明もビジョンもまったくなく、ダメな首相にみえる。それでも、自民党の村上誠一郎や石破茂、立憲民主党の江田憲司という3人の国会議員は、菅の政治家としての実務能力は高いと評価する。だが、ここでいう能力の高さは、巧妙に政治資金を集め、官僚人事権を行使して言いなりの側近たちで周囲を固め、メディア関係者を支配下において世論を操作するということでもある。

 そんな菅首相の抜け目なさを象徴する事件が、昨年9月16日政権発足の約1ヶ月後に開催された「パンケーキ懇談会」である。

 10月1日に『しんぶん赤旗』が「日本学術会議」の推薦名簿から6名が除外されたことをリークし、その説明も含めた記者会見が望まれる中で、記者クラブ所属のメディアに限定し、守秘義務を前提としたオフレコでの菅首相との面会を官邸側がセッティングしたのだ。19社58名が招待され、東京新聞、毎日新聞が早々に辞退、ギリギリで朝日新聞も不参加となった。それでも、菅政権がマスコミを牛耳っていることが誰の目にも明らかとなった。

 酒の飲めない菅首相が自分の好物であるパンケーキで記者たちをもてなしたというのだからますます薄気味悪い。ちなみに、タイトルにある「毒見する」は、“毒味”ではなく、“毒見”が古来の正しい表記という。

●この映画のポイント1:惨憺たる政治の現状がわかる

 映画本編の見所としては3つある。ノーカット国会質疑でわかる惨憺たる政治の現状、国の私物化とバクチ的政治手法、メディア支配と徹底した愚民化である。

 最初の見せ場は、「国会パブリックビューイング」代表として国会審議を可視化する活動を行ってきた法政大学の上西充子教授による国会質疑のノーカット完全解説だ。ニュース動画などでは編集されたものだけが広く流布されるが、その実態は菅首相の不誠実な答弁に加え、官房長官に代弁させた上、それでも収集がつかないと秘書官がその場で原稿を書いて、意味もわからぬまま菅首相がそれを読み上げる始末。野党が奮闘しても、与党が過半数を維持する限りは、問題の核心に迫ることは難しく、自民党の他の議員も見て見ぬふりだ。その惨憺たる状況には、「国民の政治への関心を失わせるための作戦では?」という疑念まで湧いてくる。

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