TOCANA > 超刺激 > 事故・外傷 > 崖の縁に停車したクルマが突然… 地獄の展開！

【閲覧注意】「ママが車の中に…！」崖の縁に停車したクルマが突然落下！夏の家族旅行が悪夢に変わる決定的瞬間＝中国

2021.08.11 20:00

サイドブレーキ

※2頁目に衝撃的な画像を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

【閲覧注意】崖の縁に停車したクルマが突然… 絶望しか感じない激ヤバ展開！夏の家族旅行が悪夢に変わる決定的瞬間＝中国の画像1

画像は、「Kaotic.com」より

　中国新疆ウイグル自治区の独庫公路で先月30日、停まっている車が崖から滑り落ちる事故が起きた。事故の決定的瞬間を撮影した動画がネット上で拡散され、激しい議論を巻き起こした。この動画は現在、海外の過激動画共有サイト「Kaotic.com」などで視聴できる。

　赤い車が停まっている。運転手の男性が車から降り、助手席側のドアを開けて魔法瓶を取り出して水を飲んだ。カップを助手席の妻に渡した次の瞬間、車が前方へと動き出した。男性が必死に車を押さえている間、後部座席のドアが開き、そこに座っていた2人が脱出に成功した。しかし、妻は助手席に乗ったままだ。男性らの努力も空しく、車は加速してそのまま崖の底へと滑り落ちてしまった。男性らが崖の下を眺めながら頭を抱えている。

　幸いなことに、車が滑り落ちたのは急な崖ではなく緩やかな斜面だったので、中腹まで移動したところで車は動かなくなった。しかし、助手席の妻は腰に重傷を負ったという。事故の原因は不明だが、サイドブレーキに異変があった可能性が指摘されている。

　この動画の車のように、駐停車中の車が勝手に動き出すのは「自然発車」と呼ばれる。自然発車は人間を巻き込んで重傷を負わせたり、死亡させたりすることも多い。日本における自然発車の多くは、運転手が車から降りる際にサイドブレーキをかけ忘れるなど、9割以上は人的な操作ミスによるものとされる。しかも、自然発車の約83％が免許取得10年以上のドライバーによって引き起こされたという報告もある。

　公益財団法人「交通事故総合分析センター」によると、2009～18年の10年間で自然発車による交通事故は2352件発生し、そのうち重傷事故が387件、死亡事故が162件だという。2020年9月18日には、愛知県津島市で、会社員の女性が自宅の駐車場にワンボックスカーを停めて荷物を降ろしていたところ、車が急にバックで動き出す事故が発生した。女性は塀に頭を挟まれて意識不明の重体となった。

　コロナ禍で、不特定多数が同席する公共交通機関ではなく自動車の旅行に注目が集まっている。夏休みに車で家族旅行へ出かけるときは自然発車に十分注意してもらいたい。運転手の気の緩みが、楽しい思い出を悪夢に変えてしまうこともあるからだ。
（文＝標葉実則）

※次頁に衝撃的な画像を掲載しています。苦手な方はTOPにお戻りください。

次のページ楽しい夏の一家旅行が悪夢に変わる瞬間