イベルメクチンは国家的詐欺!? ウソと捏造ばかり…複数の証拠で発覚、亜留間次郎が徹底解説!

【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

■捏造事件

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画像は「Getty Images」より

 新型コロナウイルスの特効薬と言われるイベルメクチンですが、そのエビデンスは完全に否定され、使用が承認されたら最も大きな利権が手に入るイベルメクチンを製造販売しているMSD製薬ですら効果がないと言っているあり様です。

 そして、世界で最初にイベルメクチンが新型コロナに効くと主張する論文を出したサパン・デサイーは現在逃亡中で行方不明です。根拠となるデータは100%捏造でイベルメクチンで治った患者は一人も実在しませんでした。

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サパン・デサイー(YouTubeより)

 なぜこうなったのか見てみると2020年4月にアメリカのシカゴにあるデータ分析会社「サージスフィア」がイベルメクチンがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の死亡率を低下させたことを示唆するデータを出しました。

 それを元に「マンディープ・R・メーラ」、「アミット・パテル」、「サパン・デサイー」の三人の医学者が論文を書いて高名な医学雑誌である『ランセット』と『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に出しました。

 この時はサージスフィア社が世界1200の医療機関と協力して2億4000万人の匿名化された世界最大級の患者データを持っていると主張していました。

 そこから約10万人の新型コロナ患者の医療情報のビッグデータを、世界中の約700の病院の電子カルテから集め、統計学的な解析を行ったと主張しました。

 医療情報の電子化が進み、国際的なプラットフォーム作りも進められている中で如何にもありそうな流行りの設定ですが、普通に考えたら創業されて12年目の零細企業としては協力機関の数でも患者数でも異常に大きい数字です。

 当たり前ですが、電子カルテの患者のデータには守秘義務があるので得体のしれない企業に提供されることはありません。

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“Essentials of Vascular Surgery” Sapan Desai (著)

 この会社は2008年にインド系アメリカ人のサパン・デサイーが研修医時代に創業した医学生向けの医学書を売る会社で、何冊か本を出していたのですが、アマゾンレビューを捏造していたりして見事に売れませんでした。

 このイベルメクチンの論文が世界中から注目されるまで何の実績もない無名の会社でしたが、論文を見たブラジルやチリなどの南米諸国は何の確認も行わずにイベルメクチンの使用を許可して配り始めました。

 続いてアフリカ諸国でも認可されるようになり、急速にイベルメクチンの使用が広まりました。

 その後、サージスフィア社は3大陸169件の病院でイベルメクチンで治療された704人の患者のデータを出してきて、イベルメクチンは人工呼吸器の必要性を65%削減し、死亡率を83%削減したと発表しました。

 これが今でも日本でイベルメクチンが特効薬だと主張されている根拠です。

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