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松坂桃李ですら「ローンが組めない」超悲惨な芸能界“おカネ事情” 悲壮感すら漂う…

2021.08.28 07:00

「アカデミー（獲っても）この仕事はローン組めない」

　悲壮感を漂わせ、そう語ったのは人気俳優の松坂桃李だ。23日夜放送のニッポン放送「松坂桃李のオールナイトニッポン」に、松坂は事務所後輩・菅田将暉の“代役”として出演。自身の経歴について「2019年に日本アカデミー賞最優秀助演男優賞。2020年に最優秀主演男優賞をゲットしております。なのでそこらへんは信用してもらって大丈夫な俳優ですね」と愛嬌たっぷりに紹介した。

　その後のプライベートトークではお金にまつわる“意外な悩み”を吐露。「ローンが組めないんですよ。そうですね、まだローンは組めないですね」と明かし「アカデミーでもこの仕事はローン組めないのかな。頑張るしかない」と嘆いた。

　松坂は昨年12月に女優の戸田恵梨香と電撃結婚。ともに売れっ子で、お金の心配はないように思えたが……。芸能プロ関係者は「２人の年収を出せば、１億円はあると思いますがね。それでもローンが組めないのは芸能界にいるからです。それほど金融機関からの“信用”は乏しいんです」と明かす。

　人気タレントともなれば、月給は一般的サラリーマンとはケタが違う。だからこそ、憧れの世界に映るが「退職金はないし、厚生年金なんかもない」（同）というから、安心・安定の面では心もとない。

「金融機関が重要視するのは、その安心・安定面。大きなお金を貸して、きちんと返してもらえるのか、その土台がしっかりしているか。これに尽きます。松坂さんも戸田さんも日本を代表する俳優ですが、10年後どうなっているか見通せない。最悪、不倫スキャンダルでも起きれば、ともに芸能界から１発退場になる可能性もあるわけです。金融機関はリスクを避けるので、芸能界の住人にはとりわけ審査が厳しい」（メガバンク３０代社員）

　そのため、芸能人は大きな買い物をする際は原則、１発キャッシュで購入することが多い。

「小栗旬さんは自宅マンションと親のマンションを現金購入したと言われています。その額は2億円以上とも。人気絶頂の『ダウンタウン』浜田雅功さんですら、新居を買う時は『ローンでめっちゃ苦労した』と話していたほど。芸能人は虐げられていると言ってもいい」（芸能プロ幹部）

　ミュージシャンも同様で、大きな買い物は原則現金購入だ。「電気グルーヴ」ピエール瀧は音楽活動のみならず、俳優にCMに大活躍だったが、世田谷区の一軒家は“建て売り”で、推定１億円ほど。2019年に薬物事件で逮捕された際、豪邸を想像していた報道陣は現地に行って拍子抜けしたという。

　松坂もガムシャラに働いて“現ナマ”を貯め込むしかない。