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10週間のうちに3種のコロナワクチンを計5本打った男に何が起きた!? 保健当局も戦慄の事態＝ブラジル

2021.08.31 18:00

新型コロナワクチン

10週間のうちに3種のコロナワクチンを計5本打った男に何が起きた？保健当局も戦慄の事態＝ブラジルの画像1 — 画像は「Getty Images」より

　先週、新型コロナウイルスワクチンを４回接種した80代日本人男性のニュースが報じられた。この男性は「早く５回目を打ちたい」と話し、国民の怒りに油を注いだが、なんとブラジルにはすでに５回目の接種を済まし、あまつさえ６回目も試みた猛者がいたというのだ。

　「Oddity Central」（８月27日付）によると、ブラジルのリオデジャネイロ市当局は、わずか10週間で3種類の新型コロナワクチンを少なくとも5回接種した男性を発見、事の経緯を調査中だという。

　ブラジルのメディアが入手した記録によると、この男性は5月12日にファイザー社のワクチン、6月5日にアストラゼネカ社のワクチン、17日に中国シノバック社のワクチン、7月9日にファイザー社のワクチン、7月21日にシノバック社のワクチンを接種していた。８月16日には６回目の接種を試みていたというから恐ろしい。

　当初、この混乱はオンラインプラットフォームの不具合だと考えられていたが、実態はそうではなかった。接種会場で係員に伝えられた男性の自己申告だけが根拠となり、接種が行われていたというのだ。そのため、男性は6月17日に１度目のシノバック社製ワクチンを接種していたにも関わらず、7月21日には「１回目」の接種だと係員に告げ、２度目の接種を受けていたという。

10週間のうちに3種のコロナワクチンを計5本打った男に何が起きた？保健当局も戦慄の事態＝ブラジルの画像2 — 画像は「Getty Images」より

　リオ市保健局は、「男性の過去の接種をシステムに登録していなかったのか、あるいはその他の『不正』があったのかを特定するために調査が行われている」と述べている。

　ちなみに、男性の健康状態に今のところ問題はないそうだ。ワクチンの副反応に対して懸念を抱く人々も多くいる中で、これほど短期間に３種類のワクチンを立て続けに接種した人物は格好の研究材料だろう。他人の分のワクチンを浪費した罪滅ぼしとして、ワクチン研究に無償で協力してもらいたいものだ。ついでに未接種のモデルナ社製ワクチンやロシア製のスプートニクも追加接種すれば、５種類のワクチンを接種したさらに珍しい研究対象にすることもできる。多種多様なワクチンを接種できて本人もきっと大喜びだろう。

参考：「Oddity Central」、ほか

編集部

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