新型コロナ「研究所流出説」を徹底批判していた科学者、裏でコロナウイルス“人工的改変”を画策する張本人だったと発覚!

 新型コロナウイルスの起源をめぐる議論に新たな展開か――! 新たにリークされた文書によって「疑惑の人物」が浮上してきたのだ。

■かつてコロナウイルスを作り出す研究が提案されていた

 未解決事件の捜査において、容疑者を“泳がせる”ことは重要である。時間の経過と共に真犯人は証拠の隠蔽などをより確実なものにするため、往々にして何らかの動きを見せ始めるからだ。そして、その動きの意味に気づくことができれば、その容疑者が真犯人である可能性がもう一段、高まることになる。

 このことが目下、新型コロナウイルスの起源をめぐる議論の中でも起きているのかもしれない。これまで新型コロナウイルスの研究に関わった研究者の中に、疑わしい動きを見せていた人物がいたことが海外メディアによって報告されている。しかも、事の次第によってはコロナの起源をめぐる議論が“人工ウイルス説”に大きく傾くことになるかもしれないという。

 今回の新型コロナウイルスが自然に発生したものであるのか、人工的に作られたものであるのか、結論はまだ出ていない。

 しかし、当初は「フェイクニュース」や「陰謀論」と“善意ある”メディアから一方的に決めつけられ、一笑に付されるばかりか、批判や排除の対象とさえなっていた「人工ウイルス説(武漢流出説)」が今年に入って科学界で正面から議論されるようになったことは、間違いなく大きく事態が変わってきていることの証である。

 そして、実際に科学者たちによるタスクフォースによって武漢研究所の調査が行われたのだが、決定的な証拠を見つけることができず、研究者たちの間で“人工ウイルス説”の合意は得られないまま今日に到っている。したがって新型コロナウイルスの起源をめぐる“自然発生説”か“人工ウイルス説”かの議論は宙に浮いたまま保留されている。

 しかし、ここに来て新たな展開が起こっているようだ。

 アメリカの高級誌「The Atlantic」の記事などによれば、新たにリークされた文書によって、ある研究者の動きに“疑惑”が浮上しているということだ。

新型コロナ「研究所流出説」を徹底批判していた科学者、裏でコロナウイルス人工的改変を画策する張本人だったと発覚!の画像1
「The Atlantic」の記事より

 ことの発端は2018年初頭にDARPA(米国防高等研究計画局)に提出され、その後拒否された1420万ドルの研究助成金の研究計画書である。この文書のPDFが「DRASTIC」という独立調査チームによって公開されたのだ。

 非営利の感染症研究組織である「EcoHealth Alliance」の社長であるピーター・ダザック氏によって提出されたこの文書には、研究施設で感染性コウモリコロナウイルスを作成し、コロナウイルスを人間により感染しやすくする可能性のある遺伝子配列を挿入することによって、潜在的に危険な病原体を研究する計画が含まれている。つまり、コロナウイルスを人工的に作り出し、改変する計画ということだ。

 この計画書はDARPAの審査によって却下されたため、人工的にコロナウイルスを作る研究は行われなかったことになるのだが、このような研究プロジェクトが実際に立案されてたとすれば不気味であることこのうえない。助成金は獲得できなかったものの、このプロジェクトが何らかの理由で極秘裏に進められ、今日の新型コロナウイルスを生み出したという可能性もはたしてあるのだろうか。

新型コロナ「研究所流出説」を徹底批判していた科学者、裏でコロナウイルス人工的改変を画策する張本人だったと発覚!の画像2
「Newsweek」の記事より

■“自然発生説”を不自然なまでに強力に支持するダザック氏

 リークされたこの文書が本物であるという確たる証拠はないのだが、本物だと信じられる根拠もある。DARPAの記録に残されている識別番号がこの文書と一致しているのである。いずれにしろ助成は却下されてはいるが、こうした研究計画書がDARPAに提出されていたことは事実なのだ。さらに記録には、実在する共同研究者の名前も残されている。

 もっとも、こうした計画が立案されていたことと、実際に新型コロナウイルスが作り出されたのかどうかはまた別の問題である。“自然発生説”を支持する科学者の中にはそうした計画が立案されていたとしても実際には新型コロナウイルスを作り出すのは不可能であるし、作り出す理由もないと指摘している。

 では、やはり“自然発生説”と“人工ウイルス説”は今後も判断が保留されたままなのだろうか。

 しかし、記事ではパンデミック発生後のダザック氏の動きを追うことで生じる“疑惑”をズバリ指摘している。

 パンデミック発生直後から、ダザック氏は新型コロナウイルスが武漢の研究施設から漏洩したとする“人工ウイルス説”を“陰謀論”であるとレッテル貼りし、賛同する科学者を集めて論陣を張り、その後はWHO(世界保健機関)とイギリスの医学雑誌「The Lancet」が主催したパンデミックの起源に関する2つの主要な国際調査に主導者的な役割で関与していたのだ。

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