【人肉レシピ現地取材・閲覧注意】生贄は宗教か、食欲か?
【人肉レシピ現地取材・閲覧注意】生贄は宗教か、食欲か? アステカ帝国・禁断の人肉食文化を徹底取材!
これほどまでに頻繁に奴隷を捧げていた宗教以外の理由はあるのだろうか。食文化の観点からのひとつの仮説では、当時のアメリカ大陸には牛や豚のように家畜に適した動物がいなかったからではないか、ということがあげられる。単純に肉を食べるための理由の一つとして宗教儀礼と結びつけ、人肉を食していたのではないかとする視点だ。
当然月イチペースで生贄の儀式を開催する必要があったので殺す人間はかなり多く、頭数を稼ぐため近隣の集落を襲って奴隷を確保していたという。しかし「太陽を創造する」ためにはアステカ人自らの犠牲も必要と考え、重要な役割を担う生贄に選ばれることは名誉とされた。やってきたスペイン人は、当然ヨーロッパの道徳観念に則ってこの儀式に反対した。しかし皮肉なことに、そういう者たちは、易々と次の生贄及び食材にされてしまったのだという。食文化の観点からみると、生贄は名誉、という宗教上の建付けも、アステカ人たちの食欲を優先して形骸化していたようにも見て取れるのだ。
【現地取材】アステカ帝国の遺跡で人肉食の痕跡をたどる
2019年にメキシコシティを訪れ、実際に生贄の儀式が行われていたアステカ帝国の遺跡たち、テオティワカンやテンプロ・マヨール、生贄の儀式で使われたナイフなどをこの目で見ることができた。
テオティワカンの太陽のピラミッドは、想像していたよりもはるかに高かった。このピラミッドの入り口では断末魔の叫び声みたいな音があちこちから聞こえており、それは「死の笛」と呼ばれる出土品を象ったお土産物の笛の音だった。ここでたくさんの人々が殺され、そして食べられたと思うと大変歴史ロマンに溢れている。筆者にとっては人肉食の聖地巡礼だ!
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