【人肉レシピ現地取材・閲覧注意】生贄は宗教か、食欲か? アステカ帝国・禁断の人肉食文化を徹底取材!
このピラミッドを登るには、横にある階段を順路に沿って登っていくのだが、真正面にある階段は1段1段が高く、意外と急だった。「ここから心臓を取り出した奴隷を落とすと、下に落ちる頃にはあらかた血が抜け、皮を剥げば調理できるくらいにはなっているのではなかろうか」などと、冷静な人肉食文化研究視点で分析しながら、先を急ぐ。
ナイフはメキシコシティ中心部にあるテンプロ・マヨール遺跡内の博物館に展示されていた。【下写真の中央右】にある、コミカルな人間の横顔がついているのがそれである。このナイフが8万4千人のうち何人かの命を奪ったんだろうか。ナイフといえば金属のものを想像するが、縄文時代なんかに使われていたような感じの石を砕いて作ったもので、金属がないとはいえ1428年から栄えた文明のものであるとは思えないくらい古めかしい。
テンプロ・マヨールで出土した石像には、心臓部分に穴が空いているものもあった。日本でも古来権力者の死と共に多くの奴隷を生き埋めにするといったことが行われていたようだが、早々に非効率性に気づき、埴輪に切り替えている。
しかし犠牲を尊ぶ宗教性と、動物性タンパク質摂取という実用性のためか、アステカでは生贄の習慣が続けられた。この石像についての説明書きは何もなかったが、筆者はおそらく埴輪的ポジションではないものと考える。
アステカ人による生贄と人肉食の風習は、スペインがアステカ帝国を征服するまで続いた。しかしその後も「人肉レシピ」は現代まで残り、筆者が旅した下町のレストランでも供されていた。現在では当然ながら別の肉を使った料理としてだが、今でも、人肉レシピは人気を博しているのだ!(次回へ続く)
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