【閲覧注意】イスラム教徒とヒンドゥー教徒が殺し合った「直接行動の日」とは? 2万人死傷の地獄絵図、根深い印パ対立の歴史

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【閲覧注意】イスラム教徒とヒンドゥー教徒が殺し合った「直接行動の日」とは? 2万人死傷の地獄絵図、根深い印パ対立の歴史の画像1画像は、「Old Indian Photos」より

 パキスタンの「核の父」と呼ばれたアブドル・カディル・カーン博士が先月10日、同国首都イスラマバードの病院で死去した。85歳だった。博士は新型コロナウイルスに感染し、今年8月下旬に入院したが退院後、先月9日に再び体調を崩して病院に搬送された。

 カーン博士は1970年代、ウラン濃縮機器を手掛けるオランダの「ウレンコ社」の関連会社で勤務した。パキスタンに帰国後、持ち出した遠心分離機の技術を利用して核開発の責任者となり、1998年にイスラム諸国初の核実験を実現した。パキスタン国内では国民的英雄として称賛を浴びた。

 一方、カーン博士は核兵器の設計図や部品などをイランやリビア、北朝鮮に提供し、世界規模の「核の闇市場」を構築したことでも知られる。そのため、2004年に逮捕され、恩赦が与えられたものの、2009年まで自宅に軟禁された。カーン博士は個人的な事情から技術提供したとされているが、パキスタン政府が関与していた可能性も指摘される。

 カーン博士が主導したパキスタンの核開発の背後には、長年にわたる同国とインドの確執がある。1947年8月14・15日にイギリス領インド帝国が解体し、インドとパキスタンの2国が独立した。両国が分離したのは、多数派のヒンドゥー教徒と少数派のイスラム教徒が激しく対立していたからである。

 前年の1946年8月16日には、カルカッタで大規模な宗教暴動が発生した。イスラム教徒がヒンドゥー教徒を襲撃し、両教徒の衝突により死者4700人、負傷者1万5000人が出たといわれる。この日は「直接行動の日」と呼ばれる。暴動は約1週間続いた。インドやパキスタンなどの歴史的資料を公開するメディア「Old Indian Photos」には、直接行動の日に行われた虐殺を撮影した写真が多数掲載されている。

 独立したインドとパキスタンはその後も3回にわたって戦争を繰り広げ、1971年の第三次印パ戦争ではバングラデシュが独立した。インドとパキスタンの核開発も印パ戦争の延長線上にある。カーン博士の死が報道されたため、印パ関係が再び世界的な注目を集めることとなった。両国は協調路線に向かうのか、それとも武力衝突へと発展するのか、緊張が続いている。
(文=標葉実則)

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