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「コロナパンデミックは権力によって作り出された」イエール大の学者が断言　衝撃の根拠

2021.12.09 12:00

イエール大疫学社、コロナパンデミックは権力機構によって作り出されたの画像1 — 画像は「Getty Images」より

　米名門イエール大学の疫学者が、新型コロナウイルスのパンデミックは権力者によって生み出されていると警鐘を鳴らした。

　「Great Game India」（12月８日付）によると、同大医学部疫学・公衆衛生学科教授のハーベイ・リーシュ博士は、パンデミックの一般的な特徴は、「恐怖の度合いと、その恐怖に対する人々の反応」であると主張したという。

「全体的に見て、私たちは恐怖のパンデミックを経験したと言えるでしょう。恐怖はほとんどすべての人に影響を与えたのに対し、感染症は比較的少数の人にしか影響を与えなかった」（リーシュ博士）

　リーシュ博士は、今回のパンデミックは予測が容易なものだったと指摘する。若年層と高齢者、基礎疾患のある人とない人で、感染によるリスクが大きく異なっているため、高リスク群とそうでない人々を区別することが容易だったからだ。しかし「恐怖心はすべての人に向けて作られたもの」だったため、全ての人を巻き込んだパンデミック騒ぎになったと言う。そして、その恐怖を煽ったのは他ならない権力機構だという。

「昨年の2月から3月にかけて、政府、公的機関、科学者、公衆衛生機関の責任者である医療関係者が皆、同じことを言っていました。だから、私たちは皆、これを信じたのです。私たちは不安に駆られ、程度の差こそあれ、他人との接触を控える決断をしました」（同）

イエール大疫学社、コロナパンデミックは権力機構によって作り出されたの画像2 — 画像は「Getty Images」より

　その結果招かれたのが大規模なロックダウン、世界中の都市の封鎖だ。それにより経済は大きく停滞し、多くの人を苦しめた。しかし、ロックダウンは不要だと主張する医師らは多くいる。2020年10月、ハーバード大学医学部教授マーティン・クールドフ博士、オックスフォード大学教授スネトラ・グプタ博士、同大学ジェイ・バタチャリャ教授らは、ロックダウンに代わるベターな代替案をまとめた「グレートバリントン宣言」　に署名した。同宣言では、低リスク群で経済を回しつつ、高リスク群を集中的に保護するというバランス型の政策を提案していた。新型コロナウイルスをただ恐れるのではなく、リスクの多寡が年齢や基礎疾患によって大きく異なるのは明らかなのだから、適切な対処をすれば良いとするリーシュ博士と通底する考えだ。人々に不要な恐怖と不安を植え付ける権力機構は害悪とさえ言えるだろう。

参考：「Great Game India」、ほか