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【ワクチン】オミクロン株で100億ドル以上…製薬会社のボロ儲けと８つのトップ企業

2021.12.14 18:00

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　10日、国内で新たに8人のオミクロン株感染が判明したが、全て空港検疫で発見されており、現在のところ市中感染は確認されていない。オミクロン株に対して徹底的な水際対策が行われているが、岸田文雄首相が新型コロナウイルスワクチン３回目接種を前倒しして実施する意向であることを明らかにするなど、オミクロン株の出現がブースター接種に拍車をかける形になっている。

　こうした状況は海外でも見られるが、この状況で得をするのはなんといっても新型コロナウイルスを開発・製造している製薬大手ファイザーとモデルナだ。「Great Game India」（12月12日付）は、「オミクロンヒステリーがファイザー、モデルナのトップ株主を１兆円超の金持ちにした」と報じている。

　11月24日から12月1日の間に、モデルナの株は13.61％、ファイザーの株は7.41％も上昇し、モデルナCEOのステファン・バンセルは8億2400万ドル、ファイザーCEOのアルバート・ブーラは33万9291ドルの利益を得たという。さらにファイザーの大株主である、バンガード・グループ（17.2億ドル）、ブラックロック（14.6億ドル）、ステート・ストリート・コーポレーション（11億ドル）、キャピタル・ワールド・インベスターズ(9億900万ドル)、モデルナの大株主であるベイリーギフォード(15億9000万ドル)、バンガード・グループ(10億ドル)、ブラックロック(9億9910万ドル)、フラッグシップ・パイオニア(6億5370万ドル)も大きな儲けを出した。

　両社の株価はオミクロン株に対するワクチンの開発を急いでいると報じられた直後に上昇した。しかし、オミクロン株にブースター接種が必要なのだろうか？　オミクロン株を発見した南アフリカ医師会のアンジェリーク・クッツェー会長は、オミクロン株が集団免疫につながる可能性があると発言している。