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直前まで紅白出演予定だった松田聖子がなぜ？ ”単純ではなかった”神田沙也加さん急死後の舞台裏

2021.12.31 08:00

　松田聖子が大晦日のNHK紅白歌合戦出場を辞退した。18日に娘の神田沙也加さんが急死したため憔悴しており、とても出られる状況ではなかったというのだが…。一度は出場に向けて前向きな姿勢を見せていたことは確実で、なぜ辞退に急転換したのか。

　12月24日朝、一部スポーツ紙は「松田聖子がＮＨＫ紅白出場へ『娘に恥じないよう』沙也加さんとの思い出の場」というニュースを配信した。11月に紅白出場が発表されるも、沙也加さんの急死によりどうなるか分からなかった聖子の動きをキャッチしたものだった。ところが翌25日、ＮＨＫは聖子の紅白辞退を発表した。

　結果的に一部スポーツ紙の誤報ということになったのだが、話はそう単純ではない。「一度は出る方向でNHKとの間で話が進んでいたのは事実。出場を見越して、聖子サイドの関係者が一部スポーツ紙をにわざわざ書かせた可能性すら十分にある」（レコード会社関係者）

　そもそも芸能界の多くの人たちは聖子の紅白出場を信じて疑わなかった。

「沙也加さんが亡くなった直後は誰も聖子と連絡が取れなくなるほど、憔悴していた。しかしこれまで様々な逆境に負けずに跳ね返してきた聖子だからこそ、紅白の舞台で復活するだろうと思われていた」（前出関係者）

　だからこそ一部スポーツ紙に”観測気球”として「紅白出場へ」というスクープ記事を書かせたという説が急浮上しているのだ。ところがこのニュースを受けて、主にインターネット上の世論は決して諸手をあげて賛成というわけではなかった。「十分に休んで」などという意見も数多く見られた。

「復帰するのは紅白ではないというジャッジから、辞退ということになったようだ。いま紅白に出なくても、全国民が事情を知っているのだからNHKも強くは言えない。ただNHKとしては出てほしかったようだが」（音楽関係者）

　沙也加さんの父で、聖子の元夫の神田正輝は２５日にレギュラー出演している「朝だ！　生です旅サラダ」（ＡＢＣ・テレビ朝日系）に生出演し、「今日は守られている気がする」「僕は元気ですよ」などと気丈に話し、視聴者の涙を誘った。

「聖子は紅白を断った以上、どこかのテレビ番組とかではなく、自分のコンサートやディナーショーで復帰するというのが濃厚。その時は大きな注目を集めるだろう」（前出関係者）
今はゆっくり休んでほしい――。