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【閲覧注意】世界が震えた「近親相姦ファミリーの殺人館」！フレッド&ローズ夫妻の“性と殺人に取り憑かれた日々”

2022.01.10 20:00

シリアルキラー・連続殺人鬼シリーズ

■畜殺場で新たなセクシャル・ファンタジーと出会う

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　1965年11月4日、フレデリックは道路に飛び出してきた4歳の男の子をひき殺すという事故を起こしてしまう。彼の責任ではないが、これによって、移動アイスクリーム屋が廃業に追いやられ、一家はグロスターシャー州に戻った。戻る前、親しくなった夫を交通事故で亡くし失意のどん底にいたアナ・マックフォールと知り合い、子供のシッターとして同行させることにした。

　引越し後、フレデリックは畜殺場で働くようになり、ここで新たなセクシュアル・ファンタジーに目覚める。死体の切断、血まみれになった死体に興奮するようになり、死姦に強い憧れを抱くようになっていったのだ。キャサリンはそんなフレデリックについていけなくなり、1人でスコットランドに戻るが、娘たちのことが心配ですぐに舞い戻ってきた。自分がいなくなり心配するどころか、アナとよろしくやっていたフレデリックを見て激怒したキャサリンは、「夫は性的異常者で子供を育てることなどできない」と痛感し、周囲にもそう話した。この時、周辺では、フレデリックによく似た男による性的暴行事件が相次いでおり、彼は要注意人物だと見られるようになっていった。

■初めての殺人と母の死、そしてローズ

　1967年、アナはフレデリックの赤ん坊を妊娠。キャサリンとの離婚はまだ成立しておらず、ヒステリックにせかされるようになったフレデリックは7月、カッとなり身重のアナを殺害してしまう。遺体は移動式住居を停めていた、トレーラー・パークの近くに埋めたが、手足の指を全て切断し、腹を切り裂き胎児を取り出すなど、切り刻むことを十分に楽しんだ後で始末した。なお、手足の指は今も発見されておらず、フレデリックが食した可能性も高いと見られている。

　その後、フレデリックはキャサリンと復縁し、彼女が娼婦として稼ぐ金で暮らすようになる。1968年1月に近所のバス停から15歳のマリー・バソロムが誘拐され、行方不明になるという事件が発生。同年末に同じバス停から少女を誘い出そうしたフレデリックの仕業ではないかと疑われる。フレデリックとマリーは顔見知りで、2人が一緒にいたと目撃証言する者も現れたが、証拠はなく、遺体も発見されていないため、今なお見解決事件扱いとなっている。

　その年の2月、フレデリックの母親が胆嚢手術中に亡くなり、彼は手当たり次第万引きをするようになる。母の死により荒れ果てたフレデリックの心をキャサリンは癒すことはできなかったのだ。

　そんな中、フレデリックは運命の女性に出会う――。1968年11月29日。ソールメイトであるローズマリー・レッツをバス停で見かけたのだ。