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「エボラに似た新種ウイルスが中国で流行？彼らは隠している…」元mRNAワクチン研究者マローン博士の警告とは？

2022.01.11 18:00

　米ウイルス学者でmRNAワクチンの研究もしていたロバート・マローン博士が未知のウイルスが流行していると警鐘を鳴らした。米保守メディア「The Gateway Pundit」（１月10日付）が報じている。

　トランプ政権で大統領上級顧問及び首席戦略官を務めたスティーブン・バノン氏のポッドキャスト「War Room」に出演したマローン博士は、エボラウイルスに似た未知のウイルスが中国で流行していると発言。中国共産党はその存在を隠蔽していると糾弾した。

　エボラウイルスはエボラ出血熱を引き起こし、感染者は突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を訴えたのち、吐血や下血をするようになる。致死率はザイール型で90%、スーダン型で50%と言われ、高い致死率を持つ。

　エボラ出血熱と同じような感染症が広がっているとしたら、新型コロナウイルスどころの騒ぎではない。マローン博士はこう話した。

「彼らは“出血熱ウイルス”という言葉を使っています。もしそうであれば、これがコロナウイルスによるものであることは非常に奇妙なことです。この用語は通常、エボラ出血熱の仲間のウイルスに使われます。急速に広がるエボラ出血熱ウイルスのようなものが開発されるのではないかと多くの人が恐れていましたが、それが起こっているのかどうか、私たちにはまだ分かりません。」（マローン博士）

　マローン博士の情報源は不明だが急速に広がるエボラウイルスが存在するならば恐ろしいことだ。通常、自然のエボラウイルスは感染者の体液が傷口から粘膜を通して感染が広がるため、感染が容易な新型コロナウイルスのように爆発的なパンデミックは起こりにくい。

　エボラ出血熱のように致死率の高いウイルスが新型コロナウイルスのようなパンデミックを起こしたら、それこそ人類の終焉になるかもしれない。万が一にも無いことを願いたいが……。

　オンライン百科事典「ウィキペディア」では、マローン医師は新型コロナワクチンについての誤情報を拡散している人物だと書かれている。具体的にはスパイクタンパク質の毒性に関する根拠のない主張、イスラエル政府がファイザー社との間でワクチンの有害事象を10年間公表しない取り決めをしたという誤った情報、アメリカ食品医薬品局（FDA）がファイザー社のワクチンを完全には承認していないという誤った主張などだ。

　マローン博士の発言は鵜呑みにできないが、中国共産党も信用できない。今後の有力情報を待ちたい。

参考：「The Gateway Pundit」、ほか