日本の“覚醒剤の闇”を完全暴露! 高木瑞穂インタビュー
超絶ヤバい“覚醒剤の闇”を完全暴露! 日本にシャブを広めた男、政府も見逃す米軍ルート… 高木瑞穂インタビュー!

ノンフィクションライター、高木瑞穂氏の新著『覚醒剤アンダーグラウンド』(彩図社)が話題だ。ここにはとんでもない事実が書かれている。例えば、「覚醒剤を日本に広めた男」のインタビュー、「現在流通する覚醒剤の3割が在日米軍基地ルート」…… など、新聞やテレビで報道されない驚きの事実の連続。こんな本ができた理由とは何か、そして日本から覚醒剤がなくなる日は来るのか。著者に直撃した。
■登場人物が刊行1カ月前に死去
――拝読しましたが、とんでもない話が書かれている本ですね。和久井寅夫さん(仮名)という70代の元ヤクザから戦後ヤクザ史のレクチャーを受けるところから始まりますが、この本が生まれるキッカケとなった彼とはどういうご関係ですか。
高木瑞穂(以下、高木) 10年ほど前、歌舞伎町の元ヤクザの幹部から紹介されて、和久井さんと知り合いました。ヤクザの歴史に詳しい方で、話を聞くうちに「覚醒剤を日本に広めたのはオレだ」と言うんです。最初は信じられなかったので、百歩譲って、いろんな地域にいる覚醒剤を広めた人の中の一人、という風に理解しました。ただ、和久井さんに紹介される人が、僕のような素人でも知っているレベルのヤクザの方ばかりなんです。そんなこともあったので、だんだん和久井さんを信用して、覚醒剤の話も聞くようになりました。全てを信じるわけにはいかないから裏取りもしていましたけどね。本人からは「昔の話はいいけど、今の話はまだ書くなよ」と釘を刺されていたんです。
それで、2年ほど前に会った時「もう(書いても)いいよ」と言われて、僕は企画を出版社に持っていったんですが、ウソだと言われ取り合ってもらえなかったんです。でも、取材を進めていたので、気づいたら僕の周りには覚醒剤を扱っていた大物ばかりになっていました。
――そうなると信頼感が違いますね。それで本になったんですね。
高木 しかも、和久井さんが「いいよ」と言った理由も後でわかりました。和久井さんは、実はガンを患っていて、この本が出版される1カ月前に亡くなっているんです……。2年前、「いいよ」といった当時はガンではなく別の病気ということで、僕もお見舞いに行きました。彼は病気のことをわかっていて、だから、僕にすべてを預けたのかもしれないですね。
――和久井さんは、どういう人物だったんですか。
高木 本に書いている以上のことは言えませんが、和久井さんは元客分で愚連隊。客分とは、ヤクザの盃は交わしていないけど、ヤクザからシマを持つことを任されている人です。また、和久井さんは若いころに毛皮の貿易などでお金を儲けて、今、大物になっているヤクザの方たちのかつての金主として活躍されていたようです。だから、業界に人脈があったんですね。僕が知り合ったころは、一般の事業とヤクザのトラブルを処理するような仕事もしていました。
――和久井さんはいわゆるヤクザに見える人なんですか?
高木 見た目が怖いヤクザも世の中にはいますが、和久井さんはまったくそんなことはなかったです。ただ、(さまざまな物事の果てに)日本を良くしたいという国家観を持っていて、芯の強さは感じました。その信念を貫くためなら命も惜しまないような決意であり、怖さでしたね。
――その和久井さんを中心として、日本の覚醒剤の歴史が描かれている本ですね。これから手に取る読者に説明していただけますか。
高木 まず「第一次覚醒剤禍」は戦時中に特攻隊が使ったヒロポン(覚醒剤)が、戦後流行して社会問題になりました。それゆえ、1951年に覚醒剤取締法という法律ができたんです。「第二次覚醒剤禍」は1968年ごろから70年代です。これを作った当事者が、韓国ルートを使った和久井さんですね。95年からは「第三次覚醒剤禍」が始まって、現在に続いています。その前からのフィリピンルートや、オウムや九州ルートの話も出てきますね。そして最後に、最高機密の米軍ルートについて触れています。ポイントは、文献だけでまとめているのではなく、覚醒剤の歴史の証言者がいるという点です。

――そうですね。証言者がつぎつぎと繋がっていって、ミステリー小説のような面白さがありました。本書で高木さんが一番書きたかったのはどの部分ですか。
高木 ネット記事などでは、覚醒剤の米軍ルートが本当かウソかと騒がれていますが、僕が書きたかったことは和久井さんの半生ですね。和久井さんが逮捕されたときに政府と闘ったところ。本来ならあの場面で終わってもよかったぐらいです。10年くらい和久井さんと付き合っていて、損得勘定だけで動いていないと感じました。本当に日本を良く、ヤクザ業界を良く変えようと動く人でした。実際にヤクザの更生支援もやっていましたね。「男が男に惚れる」を感じさせる人でした。
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