「新型コロナ流入はエイリアンのせい」北朝鮮がブチ切れ！ 韓国が故意に送り込み…!?

　2019年末に発生した新型コロナウイルスは、世界中でパンデミックを引き起こした。流入が遅かった国でも感染拡大が確認され、蔓延していない国はないと思われるほどだ。

　長い間、新型コロナが確認されていなかった北朝鮮も、今年5月に感染者が初めて報告されてから感染者数が増大しており、発熱者の累計はこれまでに470万人を超えたとされる。

　そんな北朝鮮が、驚くべきものによって国内に新型コロナのウイルスが持ち込まれたと発表して話題になっている。1日、平壌の国営メディアによれば、韓国との国境近くに上陸した「エイリアン」に市民が触れたことから、同国での流行が始まったという。ちなみにこの「エイリアン」は地球外からやってきた宇宙人というよりも、「性質の異なるもの」「他国からのもの」という意味と考えられる。では、北朝鮮国内に新型コロナをもたらした「異質なもの」とは何だったのか。それは韓国から飛来した風船であると考えているようだ。

　韓国はかねてより、北朝鮮の体制を批判するビラや人道支援物資を国境を越えて届けるため、大きな風船を作って国境近くから飛ばしている。北朝鮮側の報告書によれば、4月初めに若い兵士が軍の施設で、また5歳の子供が山の中で「見慣れないもの」を発見し、触れてから発熱などの症状が発生。新型コロナウイルスへの感染が確認されたというのだ。そして4月中旬に彼らが首都の平壌を訪れた後に北朝鮮国内でのパンデミックが起こったとしている。つまり、北朝鮮は国内の新型コロナの蔓延を韓国から故意的にもたらされたと考えているようで、「市民は国境に沿った地域で風やその他の気候現象でやってくる気球・風船などの異質なものに警戒して対処するよう」指導している。

　なお、韓国側は新型コロナウイルスが北朝鮮側の主張する方法で北朝鮮国内に到達した可能性については否定している。

参考：「BBC」、ほか

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文＝勝木孝幸（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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