1月11日の不幸
- 1968年
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【自殺】シェレシュ・レジェー(Rezső Seress)【作曲家・歌手/ハンガリー】
20世紀のハンガリーを代表するピアニストであり、歌手。代表作『『Szomorú vasárnap(Gloomy Sunday/暗い日曜日)』』は世界各国のミュージシャンにカバーされる不朽の名曲であるとともに、自殺を誘う歌として世界的に知られている。咽喉の可能性を苦にしてブダペストで投身自殺。78歳没。
- 1974年
- 【死去】山本有三【小説家・政治家】代表作『女の一生』『路傍の石』で知られる昭和初期を代表する小説家。戦後は貴族院勅撰議員に任じられ、「ふりがな廃止論」等の政策で国語教育に貢献した。その後参議院議員にも当選している。湯河原の別荘で86歳没。
- 1986年
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【死去】上村一夫【漫画家】
独特の美しい女性画で”昭和の絵師”の名をほしいままにし、1970年代に多くのヒット劇画を描いた漫画家。『同棲時代』『マリア』『修羅雪姫』『しなの川』等、国内外で今もなお愛される代表作多数。1985年11月に下咽頭腫瘍で入院し、翌年1月11日に死亡。没年45歳。
- 2001年
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【自殺】ルイス・クラージェス(Luwis Krages)【レーシングドライバー/ドイツ】
病気がちな母親に隠すためにジョン・ヴィンター(John Winter)という変名で活動していたレーシングドライバー。ヨースト・レーシングから出場した1985年の「ル・マン24時間レース」、1991年の「デイトナ24時間レース」で優勝するなど長きにわたり活躍したが、2001年1月11日にビジネスの破綻と鬱病が原因で拳銃自殺。没年51歳。
- 2010年
- 【死去】エリック・ロメール(Éric Rohmer)【映画監督/フランス】『ラ・ガゼット・デュ・シネマ』の編集発行人を務めるなど、映画誌の編集者から転身した映画監督。「六つの教訓話」シリーズ、「喜劇と格言劇」シリーズ等の連作を多数手がけ、1986年に製作した「喜劇と格言劇」シリーズ第5作の『Le Rayon Vert(緑の光線)』で、ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞を受賞した。2010年1月11日の朝に死亡。死因は不明。没年89歳。
- 2012年
- 【脱獄】「広島刑務所中国人受刑者脱獄事件」殺人未遂、銃刀法違反などの罪で広島刑務所で収監中であった中国人受刑者・李国林が運動の時間に2.6メートルの塀を乗り越えて脱獄。監視カメラ映像の確認を怠っていたことがその原因であった。車上荒らしや民家強盗等をして逃走していた容疑者を、13日に広島市西区天満町の歩道で身柄確保。公判の結果2年4カ月の懲役刑が確定。
- 2014年
- 【死去】淡路恵子【女優】黒澤明監督映画『野良犬』でデビューし、1953年に主演した映画『この世の花』の大ヒットで昭和の日本を代表する女優に。その後は2010年代に至るまで膨大な映画・テレビドラマ等で活躍した。私生活ではフィリピン人俳優のビンボー・ダナオや萬屋錦之介と結婚していたことでも知られ、万屋との間にできた三男の小川晃廣は1990年にバイク事故死、四男の吉之助は素行不良の末に2010年6月18日に自殺した。晩年は直腸ガンの手術を受けるなど闘病していたが、食道ガンにより80歳で死亡した。
- 2015年
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【死去】アニタ・エクバーグ(Anita Ekberg)【女優・モデル/スウェーデン】
ミス・ユニバース・スウェーデン代表から渡米し女優に。豊かな肢体を活かしお色気要員として映画などで活躍していたが、フェデリコ・フェリーニに見出されイタリアに渡り、『甘い生活』を始めとした同監督作品に出演した。同作で共演したマルチェロ・マストロヤンニと交際していたことも。晩年は歩行が困難な上に自宅での窃盗事件で困窮しフェリーニ財団に救済を仰ぐほどであった。合併症でイタリア・ローマ近郊のロッカ・ディ・パーパにて死去。没年83歳。