4月29日の不幸
- 1674年
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【自殺】松平光通【大名】
第2代福井藩主。妻の死や息子の失踪などからくる精神的圧力に耐えかねて自殺。義理の弟を後継に指名した。没年37歳。
- 1865年
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【切腹】【自殺】榊原新左衛門【政治家】
水戸藩の家老を務めた尊皇攘夷派の志士。「水戸天狗党の乱」で逮捕され切腹となった。没年31歳。
- 1930年
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【夭折】島田清次郎【小説家】
10代後半の早く『死を超ゆる』でデビュー。代表作に全4部からなる『地上』がある。自らを天才と自称するほど強烈な個性を持った作家だったが、1922年に女学校の生徒・舟木芳江を誘拐監禁したとされる事件「舟木芳江事件」をきっかけに文壇で孤立化してゆく(告訴は取り下げ)。その後、統合失調症と診断されるなど強烈な人生を送り肺結核で死亡。没年31歳。死の1カ月前に書き終えた自伝的長編小説『母と子』は未発表のまま保管されている。
- 1937年
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【自殺】ウォーレス・カロザース(Wallace Hume Carothers)【化学者/アメリカ合衆国】
米デュポン社の化学部門リーダーとして化学繊維ナイロンを発明。長年鬱病に悩まされ、才能の衰えを感じ、フィラデルフィアのホテルで青酸カリを溶かしたレモンジュースを飲み服毒自殺。没年39歳。
- 1946年
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【戦争】「極東国際軍事裁判A級戦犯起訴」
極東国際軍事裁判で、東條英機を始めとしたA級戦犯28名が昭和天皇の誕生日に起訴された。
- 1947年
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【死去】アーヴィング・フィッシャー(Irving Fisher)【経済学者/アメリカ合衆国】
アメリカ新古典派経済学者の代表といわれる人物。『フィッシャー曲線』、『国際フィッシャー効果』などの由来になる数々の理論を発表した。80歳没。
- 1951年
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【死去】ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン( Ludwig Josef Johann Wittgenstein)【哲学者/オーストリア】
20世紀に活躍し世界的な影響を持ったオーストリアを代表する哲学者。代表的な著作に『論理哲学論考』『哲学探究』等。ガンにより62歳没。
- 1967年
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【戦争】「モハメド・アリ世界タイトル剥奪」
当時行なわれていたベトナム戦争で米軍からの徴兵を拒否をしたため、モハメド・アリは無敗のまま当時保有していたWBA・WBC統一世界ヘビー級王座を剥奪された。
- 1975年
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【殺人事件】【夭折】菊容子【女優】
幼少期の6~7歳の頃からモデルとして活躍。10代後半からは女優として数々の作品に出演。前途を嘱望される女優となっていったが、交際中のテレビタレント・藤沢陽二郎に浮気を疑われ殺人される。電話機のコードでの絞殺だった。24歳没。
- 1992年
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【暴動】「1992年ロサンゼルス暴動」
1992年4月29日に「ロドニー・キング事件」の被告(4人中3人が白人警官)が無罪判決を得たことに激怒した黒人系ロサンゼルス市民が起こした暴動。韓国、ヒスパニック系等日頃抑圧されていた低所得者層がこれに同調。6日間にわたり放火や窃盗、略奪が横行。53人が死亡し、11,000人以上の逮捕者を出した。
- 1996年
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【死去】松鶴家千代菊【漫才師】
夫婦漫才コンビ「松鶴家千代若・千代菊」の三味線弾きの妻。松鶴屋千とせ、ツービートなど多くの弟子を輩出したことでも知られる。没年81歳。
- 1997年
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【鉄道事故】「京広線栄家湾駅追突事故」
中国の湖南省岳陽県の京広線栄家湾駅付近で起きた追突事故。信号の見誤りにより126人が死亡。
- 2004年
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【急死】小鹿番【俳優】
舞台を中心に活動した俳優。代表的な出演作に森光子主演『放浪記』『ラ・マンチャの男』等。テレビ、映画にも多数出演した名脇役だった。急性腎不全で71歳没。芸名は”子鹿のバンビ”より命名。
- 2006年
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【死去】ジョン・ケネス・ガルブレイス(John Kenneth Galbraith)【経済学者/カナダ】
カナダ出身の20世紀最大の経済学者。”経済学の巨人”。アメリカ合衆国第32代大統領・フランクリン・ルーズベルトのアドバイザーの一人であり、ドイツ、日本の戦後統治に多くの貢献を果たした。肺炎で97歳没。
- 2007年
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【死去】小林利雄【広告プロデューサー・プロデューサー】
テレビ映画『月光仮面』『怪傑ハリマオ』『シルバー仮面』等を企画制作。腎不全により86歳没。
- 2007年
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【交通事故死】【夭折】ジョシュ・ハンコック(Joshua Morgan Hancock)【プロ野球選手/アメリカ合衆国】
メジャーリーグで活躍した投手。セントルイス・カージナルス時代の2006年には中継ぎとして活躍しワールド・チャンピオンに輝いた。2007年4月28日のシカゴ・カブス戦に登板後翌深夜に飲酒運転で交通事故死。車中から大麻も発見された。没年29歳。
- 2008年
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【死去】アルバート・ホフマン(Albert Hofmann)【化学者/スイス】
LSDの開発者として知られる化学者。マジックマッシュルームの幻覚成分の研究を自らの体を使って体験的に実施、「シロシピン」と「シロシン」を発見した。心臓発作で死去。没年102歳。
- 2012年
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【交通事故】「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」
関越自動車道上り方面の藤岡ジャンクション付近で格安夜行高速バスが走行車線外側の防音壁に衝突。乗客7人が死亡、39人が負傷するという単独の自動車事故では日本史上有数の規模の大惨事となった。原因は極限まで低価格化したバス業界の企業間競争にあるともいわれ、運転主は日本語が話すこともできない運転手経験もわずか2年という男性だった。
- 2013年
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【自殺】牧伸二【漫談家】
「あ〜やんなっちゃった」の名フレーズで一世を風靡したウクレレ漫談家。2013年4月28日の上野広小路亭で舞台に立ち、「少しお茶を飲んでくる」と言いおき16時からの出番を飛ばし行方不明に。翌日29日深夜早々に多摩川に飛び降り自殺。没年78歳。
- 2014年
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【死去】松岡直也【作曲家・ピアニスト】
『黄色いさくらんぼ』『ミ・アモーレ』等数々のヒット曲を世に送り出した昭和を代表するヒットメーカー。前立腺ガンで76歳没。
- 2016年
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【野球賭博】「笠原将生逮捕」
元読売ジャイアンツの投手、笠原将生(25歳)が、昨年から続く現役プロ野球選手による野球賭博問題の調査の結果、「賭博開帳図利ほう助」の疑いで逮捕された。