『元米大統領ジョン・カーターの夫人と写真に収まるジョン・ゲイシー』

1994年5月10日は、“the Killer Clown”と呼ばれた連続殺人犯、ジョン・ゲイシーが処刑された日である。
有能なビジネスマンであり、地元の名士であり、地元の民主党員として知られていた連続殺人鬼、ジョン・ゲイシーは、自らの同性愛癖に突き動かされて主に10代の青少年33人(9歳〜20歳)を殺害した殺人鬼として知られている。
元アメリカ大統領夫人と握手するこの写真が物語るように、比較的社会的地位の高い部類だった彼が恐ろしい殺人犯であったことで、社会的に大きな衝撃をもって受け容れられた。
人格障害、多重人格を訴えていたが、面会に呼び寄せた少年に対しても犯行に及ぼうとしたことが決め手となり死刑が確定。
薬物投与での死刑となった。
ちなみにジョンは週末や余暇には“ピエロのポーゴ”として子供たちを楽しませる活動もしていたため、“the Killer Clown”のアダ名で知られており、彼が獄中で描いたピエロの絵画は現在、マニアの間で高値取引されている。

(Wikipedia John Gacyより。Public Domain)

5月10日の不幸

1424年
【死去】後亀山天皇【天皇】

南北朝時代の第99代天皇(1383年〜1392年)および南朝最後の第4代天皇となった人物。1383年に南朝の第4代天皇に即位。1392年に北朝に統一され、南北朝時代が終焉へ。1394年、法皇に即位。1397年に出家し金剛心と称する。1416年、幕府の要請により大覚寺へ戻り再び法皇に即位。1424年5月10日に死去。没年77歳。

1737年
【死去】中御門天皇【天皇】

江戸時代に第114代天皇(1709年〜1735年)となった人物。1708年に立太子され、翌年9歳で天皇へ即位。1735年に桜町天皇へ譲位し、1737年5月10日に死去。没年36歳。

1774年
【死去】ルイ15世(Louis XV)【王族/フランス】

18世紀フランス・ブルボン朝の国王(1715年〜1774年)となった人物。治世下で権威を奮った愛人にポンパドゥール夫人、デュ・バリー夫人がいる。1715年、5歳で国王に即位。摂政を行なっていたオルレアン公フィリップの死去すると、1723年から親政を開始。その後、「ポーランド継承戦争」「オーストリア継承戦争」に介入し財政難に。1763年、「七年戦争」に敗北しパリ条約を締結し植民地を失う。1768年、ルイ16世とマリア・テレジアの皇女マリー・アントワネットとの政略結婚を取りまとめる。1774年5月10日、天然痘により死去。没年64歳。

1796年
【クーデター】「バブーフの陰謀」

1796年3月にフランスの思想家フランソワ・ノエル・バブーフらがフランス政府転覆を計画し、逮捕された事件。密告によって逮捕されたバブーフをはじめとした首謀者は、翌年の裁判で死刑判決を受け、同年5月28日に処刑が実行された。

1849年
【死去】葛飾北斎【浮世絵師】代表作『富嶽三十六景』等で、日本を超え世界的に有名な天才浮世絵師。確認できているだけで30回以上も名前を変えている。奇人として知られ、ゴミ屋敷のような自宅に籠もり、金にも無頓着で貧しい暮らしをしていたとされ、晩年になっても絵だけを描き続けている生活だったといわれる。90歳没。
1857年
【反乱】「インド大反乱」

1857年から1859年かけてイギリスの植民地支配に対して起こったインドの民族的反乱。「セポイの乱」「セポイの反乱」などと呼ばれたが、その規模や期間から「インド大反乱」と呼ばれるようになった。また、独立したインド側では「第一次インド独立戦争」と呼ばれる。

1909年
【死去】二葉亭四迷【小説家】言文一致体で書かれた代表作『浮き雲』で近代小説の礎を築いた作家。ペンネームの由来はデビューにあたり坪内逍遙を頼った自らへの自虐で「くたばってしめえ」を文字ったこと。朝日新聞の特派員として派遣されたロシアからの帰路のベンガル湾で客死。参列したウラジミール大公の葬儀で雪の中にいたことが原因でかかった肺結核が死因だとされる。没年45歳。
1952年
【殺人事件】「荒川放水路バラバラ殺人事件」1952年5月10日、東京都の荒川放水路で警察官、伊藤忠夫巡査の胴体だけの遺体を発見。17日にその妻である小学校教師の宇野富美子が逮捕。夫の酒癖の悪さが殺害の原因だったと自白した。共犯だった母親と一緒に投獄されるが、その翌年母親は獄中死している。
1955年
【死去】トミー・バーンズ(Tommy Burns)【プロボクサー/カナダ】

カナダ出身の元世界ヘビー級チャンピオン。身長171センチ、体重78キロとヘビー級では小柄であったが、第6代世界ヘビー級王座に輝いた。1908年に黒人選手であるジャック・ジョンソンとの試合に敗れるまで、王座を11度防衛。この試合により、黒人選手が初めて世界王座を獲得することとなった。当時は人種差別が根強く、黒人選手との試合を避ける傾向にあったが、トミー・バーンズは高額なギャラと引き換えにこの挑戦を受けた。1955年5月10日、心臓発作により死去。没年73歳。

1963年
【航空事故】「全日空機仙台空港着陸失敗事故」

1963年5月10日、千歳空港から羽田空港へ向かっていた全日本空輸802便(ダグラスDC-3)が、経由地であった仙台空港着陸に失敗し地面に激突した事故。この事故で乗客乗員合わせて7人が負傷した。原因は操縦ミスとされたが操作に対し技量の怠慢や誤りが認められないとしてパイロットは無罪となっている。

1967年
【競技中事故死】【夭逝】ロレンツォ・バンディーニ(Lorenzo Bandini)【F1レーサー/イタリア】

イタリアの元F1ドライバー。1957年からミッレミリア、フォーミュラ・ジュニアといったレースに参加。1962年からフェラーリのチームメンバーへ。1967年のモナコグランプリに参戦中、シケインでクラッシュしマシンが炎上。大火傷を負い病院に搬送されるも3日後に死亡。没年31歳。

1977年
【死去】ジョーン・クロフォード(Joan Crawford)【女優/アメリカ合衆国】

20世紀に活躍したアメリカの女優。代表作には『踊る娘達』『グランド・ホテル』『何がジェーンに起ったか?』などがある。ブロードウェイのダンサーを経て映画製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)で映画デビュー。1928年に公開された『踊る娘達』で脚光を浴び、以後出演映画はヒットし、人気女優へ。また、この映画から1920年代に流行した”フラッパー”と呼ばれる女性像を確立した女優のひとりとなった。1950年以降は低迷しつつも1962年の『何がジェーンに起ったか?』が大ヒット。1970年の『地底の原始人・キングゴリラ』の出演を最期に隠遁生活を送った。1977年5月10日、心臓麻痺によりマンハッタンの自宅で死去。没年73歳。

1984年
【脅迫事件】「兵庫青酸菓子ばら撒き事件(グリコ・森永事件)」

1984年5月10日、朝日新聞、サンケイ新聞、毎日新聞、読売新聞の4社へ“かい人21面相”から「グリコの せい品に せいさんソーダ いれた」と書かれた脅迫状が届き、大手スーパーがグリコ製品を撤去。

1987年
【獄中死】平沢貞通【テンペラ画家】

青酸化合物で12人を毒殺し現金を盗んだ「帝銀事件」の主犯として逮捕され、死刑が確定するも、死刑執行も釈放もされないまま39年間を獄中で過ごし、そのまま肺炎で獄中死。没年95歳。

1994年
【死刑】ジョン・ゲイシー(John Gacy)【連続殺人者/アメリカ合衆国】

自らの同性愛癖に突き動かされて主に10代の青少年33人(9歳〜20歳)を殺害した殺人鬼。社会的地位の高い部類だった人間が恐ろしい殺人犯であったということで、社会的に大きな衝撃を与えた。人格障害、多重人格を訴えていたが、面会に呼び寄せた少年に対しても犯行に及ぼうとしたことが決め手で、死刑が確定。薬物投与で死に至った。没年52歳。

1998年
【自殺】ねこぢる【漫画家】

『月刊漫画ガロ』で活躍した漫画家。代表作に『ねこぢるうどん』等。31歳で自殺。夫である山野一と共作していた部分も多く、ねこぢるの死後、山野は「ねこぢるy」名義で作品を引き継いでいる。

2000年
【死去】塩沢兼人【俳優・声優】

1970年後半から死去する2000年まで活躍した俳優・声優。代表的な出演作には『機動戦士ガンダム』のマ・クベ、『ハイスクール!奇面組』の物星大、『北斗の拳』のレイ、『河英雄伝説』のパウル・フォン・オーベルシュタインなどがある。声優としてのデビュー作は『タイムボカン』。2000年5月9日、自宅の階段から転落。目立った外傷はなかったが、同日午後に容態が急変、意識不明となり搬送先の病院で脳挫傷により死去。没年46歳。

2004年
【社会事件】「Winny事件」

2004年5月10日、ファイル共有ソフト『Winny』のソフトウェア開発者および配布者であった金子勇が、著作権侵害行為を幇助したとして京都府警察に逮捕された事件。

2014年
【死去】パトリック・ウッドロッフェ(Patrick Woodroffe)【芸術家/イギリス】

20世紀に活躍した芸術家。ファンタジーやSFを題材にした作品が多く、「Judas Priest」のアルバム『Sad Wings of Destiny』などバンドのジャケットなども手掛けた。2014年5月10日、疾病により死去。没年74歳。

2015年
【死去】ちあき哲也【作詞家】

昭和を代表する作詞家のひとり。1972年に『黄色い麦わら帽子』で作詞家デビュー。2007年、『吾亦紅』で日本レコード大賞作詞賞、2008年に第16回スポニチ文化芸術大賞優秀賞を受賞。そのほか、『飛んでイスタンブール』『仮面舞踏会』などの作詞を手掛けた。2015年5月10日、胆管ガンにより死去。没年66歳。