「『キルドーザー事件』で使用されたコマツ製D355Aブルドーザー」

2004年6月4日は、コロラド州グランビーでマービン・ヒーメイヤーが「キルドーザー事件」を起こした後に自殺を遂げた日である。
元自動車修理工経営のマービン・ヒーメイヤーが、自ら装甲化したブルドーザー“キルドーザー”によってコンクリート工場、市役所、スカイハイニュース社、視聴宅を全壊させた事件。
その犯行動機は、かつてコンクリート工場建設により街の景観破壊が起こることに反対していたマービンを追い詰めたものたちへの復讐であった。
運動の最中に婚約者もいなくなり、ニュース社の報道により反対運動の仲間たちも去り、さらには市の抜き打ち検査によりコンクリート工場も業務停止と、文字通りすべてを失ったマービン。
私生活で父を亡くしたこともあり、男は最後の復讐を決意したのだった。
厚さ1センチ以上の鉄板とコンクリートで装甲をしたブルドーザーは、写真のように異様な姿の兵器となり、警察らのあらゆる防御を跳ね除けることに成功。
ちなみに、“キルドーザー”とは1944年のシオドア・スタージョンの小説『キルドーザー』から付けられたものだった。
結果的には標的の破壊行為を完了したマービンが運転席で拳銃自殺をして終了となったこの事件であったが、誰一人死亡者を出すことなく終わったこともあり、マービンの心情にシンパシーを抱く人も多かった。
不幸で孤独な戦いは、たとえ破壊行為であっても、時として人の心を掴んで離さないものだ。

(画像はWikipedia Marvin Heemeyer より)

6月4日の不幸

2004年
【テロ】「キルドーザー事件」

コロラド州グランビーの元自動車修理工経営のマービン・ヒーメイヤーが、自ら装甲化したブルドーザー"キルドーザー"によってコンクリート工場、市役所、スカイハイニュース社、視聴宅を全壊させた事件。その犯行動機は、かつてコンクリート工場建設により街の景観破壊が起こることに反対していたマービンを追い詰め、一文無しにしたものたちへの復讐であった。結果的には誰一人死亡者を出すことなく破壊行為を終えたマービンが運転席で拳銃自殺をして終了となった。

2008年
【夭折】アガタ・ムロズ(Agata Mróz=Olszewska)【バレーボール選手/ポーランド】

191センチの長身を活かしたプレイで白血病にかかりながらもポーランド代表として2003年、2005年欧州選手権で金メダルを獲得した女子バレーボール選手。大会期間中は強い薬の投薬ができないなど、かなりの身体的不安がある状態で活躍してきたアガタであったが、2008年の5月に、かつてはともに戦ったポーランド女子バレーボール代表が40年ぶりのオリンピック出場を決めた時にはプレイできる状態にはなかった。その直後に復帰を目指し白血病の骨髄移植手術を受けたが、2週間後の6月4日に感染症で死亡。没年26歳。

2014年
【急死】林隆三【俳優】

第15期生として俳優座の俳優養成所を経て1966年に俳優デビュー。NHKドラマ『天下御免』の主役に起用され人気を獲得。1977年の新藤兼人監督作品『竹山ひとり旅』で第1回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞し名実ともに人気俳優の一人となった。その後もドラマ『噂の刑事トミーとマツ』『ザ・ハングマン』等で活躍。2014年5月28日に特技であったピアノのコンサートを開催し、17曲の演奏を終えた直後に倒れそのまま病院に搬送されたが、そのまま6月4日に腎不全で死亡。没年70歳。晩年は腎臓病を患っていたが、精力的に活動していた中での急死であった。